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理想の恋人はじめました!
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眠る自分にじゃれついてきた相手を、
メイソン・ブリッジス
は最初愛犬だと思った。
「ん……ジョニィ……待てって……」
だからメイソンは、愛犬ジョニィを優しく押しやったつもりだったのだ。
柔らかな温もりに、触れる。
迫ってくる愛犬を押し返そうと、揉み掴むようにする。
――ふにっ。
そこで初めて、メイソンは自分が触れている『何か』が愛犬ではないことに気付いた。
(……あれ? この感触……)
違和に、黄色の双眸がゆるりと開かれる。
メイソンの手が揉んでいたのは、きちりとした白シャツ越しの、たわわな胸だった。
それはもう鷲掴みしたくなるほどの立派な――いや、もう既にそういう状況なのだけれど。
(え……?)
居るはずのない女性の胸を掴んだまま、メイソンは驚きの声を上げる――暇もなかった。
「んっ……むぅ……!」
代わりのその口から、声にならない声が漏れる。
謎の女性が、お返しだとばかりにメイソンの唇を塞いだのだ。
暫しの情熱的なキスの後――女性は、やっとメイソンを解放した。
「っふふ、随分積極的なのね。つい、反撃しちゃった」
口元に妖艶な笑みを乗せて、女性が言う。
ベッドに半分身を起こして、その時メイソンは、初めてその女性の姿を具に見た。
ウェーブの掛かったロングヘアーは紫色。
赤の双眸を、彼女の為だけにあつらえられたような眼鏡が彩っている。
メイソンとの年の差は、丁度、生徒と教師くらいに見えるだろう。
服装も、白シャツにタイトなミニスカートとストッキングを合わせた、女教師風。
尤も、メイソンが胸を掴んだせいで、清楚な印象を与えるはずの白シャツは、既に乱れてしまっていた。
「私は『アイナ』。あなたの理想の恋人よ」
「『アイナ』……」
生徒に教えるような口調で、女性――『アイナ』はそんなことを言う。
その名前を胸の中に噛み締めながら、メイソンは、
(そういえば、ジョニィはサロンに泊まってるんだった)
と、ぼんやりと思い出した。と、その瞬間。
「あら? 余所見は駄目よ?」
くい、と、流れるような所作で顎を持ち上げられる。
吐息が掛かるほどに顔を近づけられれば、『アイナ』からは甘い匂いがした。
まるでメイソンのことを、誘っているかのような香り。
「余所見? してないだろ、そんなこと」
「したわよ。私以外の相手のこと、考えたでしょ」
言って、メイソンに言い訳する余地すら与えず、先ほどよりも濃厚なキス。
「っ……!」
身を捩って、メイソンは絡め取るような温度から逃れた。
「あら。つれないのね」
つまらなそうに肩を竦めて、『アイナ』はメイソンのすぐ隣に腰を下ろす。
少しだけ彼女と距離を取って座り直しながら、
(今日は、一日中部屋にいよう。この状況を誰かに見られたら、厄介だ)
と、メイソンは胸の内に頷いた。
本来なら、理想の恋人が現れたことを喜ぶべきところなのだろう。
けれど、メイソンは彼女のアピールを素直に受け入れられない心境なのだった。
どうしても、頭の中にある相手の顔が浮かんでしまうのだ。けれど。
「――あ。また別の相手のこと考えてる。浮気は嫌よ、大好きなメイソン」
「浮気って……」
硝子細工のように繊細な指先が、メイソンの肌を伝う。
触れた箇所から肌を熱く燃やすようなその手つきに、メイソンは僅か身動ぎした。
「ふふ、可愛い」
「う……」
メイソンの葛藤はそっちのけで、『アイナ』は積極的に迫ってくる。
そんな『アイナ』に、始終たじたじのメイソンだったが、
(夕暮れ……ああ、そうか)
赤い陽が部屋に射し込めば、唐突に、『別れ』というものが意識された。
(この機を逃したら……きっと、もう二度と会えない)
悟ったメイソンへと、『アイナ』がまた誘惑するように身を寄せてくる。
その胸元を、メイソンはぐい、と引いた。
強引に唇を重ねる、彼女の胸を寝起きの時よりも激しく鷲掴む。
その身体をベッドに押し倒せば、『アイナ』は口元に緩く弧を描いた。
「……どういう心境の変化?」
「反省したんだ。後悔しちゃうから、今こうやって伝えなきゃなって……」
音を紡いで、『アイナ』の乱れ切ったシャツのボタンをゆっくりと外す。
今触れ合っている全ての箇所に、彼女の温度を感じた。
けれど、まだ、足りない。
(懸命に愛情を示していてくれていた彼女に、恩返しをしたい)
抑えていた本心を伝えようと、メイソンは『アイナ』の首筋に終わりと始まりのキスを落とした。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月09日
参加申し込みの期限
2017年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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