夕暮れの旧市街、そのレトロな街並みの中に
すっかりと溶けこむ一軒の豆腐屋があった
古びた外観、辺りに漂う大豆の匂い
・・どこからかあの独特な笛の音が聞こえてくるような感じさえする
そんな豆腐屋の中を覗いてみると、一人の男性が笑顔で声をかけてきた
「いらっしゃい、今日は何をお求めかな?」
あはは、それはお互い様って事にしようよ
僕も君にはずいぶん助けられたさ
なるほど、じゃあアレは本当にあったことだったんだね
町も人も車も何事もなかったから夢かと思ったけど・・不思議な事もあるものだね
噂の神魂の仕業ってやつかな?
プリンだね、ちょっと待ってて
いやぁ日暮君は運がいいねぇ、今月1020人目のお客様だから
お会計無料サービスだよー(ゴソゴソと持ち帰り用の箱に10個ほど詰めて)
はい、お待たせ
※1020人目サービスは今月で終了です、次回は未定