夕暮れの旧市街、そのレトロな街並みの中に
すっかりと溶けこむ一軒の豆腐屋があった
古びた外観、辺りに漂う大豆の匂い
・・どこからかあの独特な笛の音が聞こえてくるような感じさえする
そんな豆腐屋の中を覗いてみると、一人の男性が笑顔で声をかけてきた
「いらっしゃい、今日は何をお求めかな?」
あはは、そんなんでよければ特盛りにしたるわ。
ホンマかなちゃん小っさいよねー。
髪の色、かなちゃん元から薄いやん。ええな~、サラサラできれいで。
まー、染めるんはおじさんとかカレシがびっくりせえへん範囲にしときや。
今度兵庫に帰省するから、かなちゃんに会ったって言うとくわ。
同じ関西方面やから、途中までカレシと一緒の電車で行こかなー、思てんねん。