それなりの人数が入れる空間だ
話し合いにでも使ってくれればいいんじゃないか?
(通路の奥から聞こえてくる。英語の歌詞)
(その歌声はとっても美しく、それ故に悍ましさがにじみ出たものであった)
『ほら、サメって奴にぁそのツラに~牙がずらっと並んでいるだろ~♪
マックの得物はドスなんだが~そのドスを見たことのある奴はいないんだってさ~♪』
あらぁ、月ちゃんが調べているっていう噂の地下帝国に来てみたら、おいしそうな子がたくさんいるじゃない♪
あら、小淋ちゃんに冴来ちゃんご機嫌よう♪ こんなところで出会えるなんて、嬉しいわねぇ~
(うっとりとしている仕草は色気があるものの、どこか毒気を感じさせる何かがあって)