それなりの人数が入れる空間だ
話し合いにでも使ってくれればいいんじゃないか?
>瓢
『あら、久しぶりね。こんな所で出会えるとは本当に奇遇だわ』
『あぁ、用件ね。私の知り合い…って言うとまだるっこしいから「斉田 珠喪」から地下帝国の陛下あての手紙を預かっているわ』
『本当は直接本人が手渡すべきなんだけれども…「彼女」は今、そんな状況じゃない。だから私に頼まれたのよ』
『私と「彼女」に関しては…そうね、「最も近くて最も遠い隣人」と言った所かしら』
『それで…(辺りを見渡しながら)その陛下って、誰?私、「陛下」としか聞いてないの。名前までは聞いてなかったから誰なのかしら?』
>冴来
『あら、貴女も久しぶりね。元気だったかしら?』
『…そうね。私はまだまだ一人ぼっち。暗い暗い道を歩いているわ』
『私はそれを歩けるから良いのよ。確かに真っ暗で一人ぼっちの道だけれども、ね』
『…でもね。中にはその暗い暗い道を一人ぼっちでもがき苦しみながら、助けを求めながらさまよい続けている人だっているわ…私の身近に、ね』