それなりの人数が入れる空間だ
話し合いにでも使ってくれればいいんじゃないか?
(珠喪とももの会話を聞き)
もも。私の可愛い、優しい妹。
その優しさは貴女の良さでもあるけれど
同時に弱みでもあるわ。
全ての人を救おうだなんて、考えては駄目。
貴女はそれ程強くはないのだから。
大切なものを護るために、
他者を見捨てるのは言わば当然のことよ。
特に、貴女自身の身に危険が迫った時は
誰も彼も置いて、逃げなさい。
それが貴女に出来る最善の選択よ。
(子淋と月の様子を見)
…こんにちは。私は花風冴来。
その月って子、貴女を護りについてきていたみたいね。
そういう子って嫌いじゃない。
だけれど、私の大切な妹に
手を出そうというのなら容赦はしないわ…。