……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
(皇さんが困ったように笑ってると、納得いかない子供みたいな顔でぶつぶつ言います)
……少なくとも、僕は君を見てると、心がざわつく……。
(皇さんに頭を撫でられると、少し慌てて、でも、大人しく撫でられてます。ばつが悪そうに照れながらもふてくされて)
……これじゃあ僕が慰められてるだけじゃないか……。
……君が弱みを見せるのが苦手なのは知ってる。
でも僕は我が儘なんだ。
気に入らないものは気に入らない。
君が自分を嫌いだと言うのなら、僕が代わりに君を嫌ってやる。
だから君が君を嫌う必要もない。
泣けないのなら無理矢理泣かしてやる。
僕は……君に笑って欲しいんだ……。
(思わず声に出してしまうけれど、はっと気付いて)
……。あ、いや
そうじゃなくて……。
(顔を真っ赤にして目を逸らします)