参道商店街の隅にひっそりと佇む小さな店。
手動の扉を押し開けたのなら、雑然と並んだ数列の書架と古本の独特な匂いが客人を歓迎してくれる。
狭い店内に溢れんばかりの沢山の本が、大雑把なジャンルごとに棚に収まっていたりはみ出していたり。
いちばん奥のカウンターでは、ぼややんとした雰囲気の初老の男性が。
──あるいは客を追い払いでもするかのような鋭い目付きの少年が、客人を待ち構えている。
立ち読みはご自由に。休憩用の小さな椅子も、備え付けられている。
暇を持て余した少年に愚痴を零すもよし、棚に溢れる本の中から目的のものを探すもよし。
本を愛する全ての人に、坂井書房の扉は開かれている。
褒められた?はははっ!照れちゃうぜ(笑)
むむむー、あなたからは人と違う雰囲気を感じます。(白い布をばさっとかぶって)
近い将来とんでもない出来事が降りかかるでしょう。
はははっ!なんてな(占い師の真似をやめて)生年月日占いしてみたんだけど、こんなこと書いてあったぜ(笑)
と、両替ありがとうな!それじゃまたな浩哉!(肝心な事を忘れてまた行こうとする)
そ、そう言う意味じゃねえよっ……上手いこと言いやがって(がしがしと頭を掻き)
まあ、そうかもな──あんまり、意識した事は無かったけど。
(うーん、と小さく唸りながら空を見上げ、ぼんやり考える素振り)
…楽しい、ねえ……(言われ慣れていない台詞に、落ち着かない様子で頬を掻いた)
ん、まあ、──そうだな。人に合わせるのも面倒だしよ。……そうさせて貰う。
……ったく、次からは気を付けて下さいよー…っと
(戯けた口調でたしなめながら、10円玉5枚と50円玉を交換する)
はははっ!掴み所なくっても浩哉に捕まっちゃったけどな(笑)
や、なんとなく変わってるなぁって思っただけ(笑)
あんまり浩哉みたいな友達いないからなあ、その反応新鮮で楽しい(笑)
うんー、苦手なら無理に合わせなくってもいいんじゃないかー?
俺には俺らしさ、浩哉には浩哉らしさっていうのがあるんだし、らしくしてればいいんじゃないか?(笑)
うんうん、と言うことでこれお願い(気まずそうに50円玉を差し出して)
……そう、なのか
そういうところが、俺はマイペースなんだと思うけどな。つかみどころが無いっつーか
(僅かに相好を崩しながら、秋風さんの方へ振り向いて)
ああ、それは、確かにそうかも知れねえな。
あんまし人に合わせたりしないからな。……いや、しないと言うか、出来ないというか
……でも、そこまで変わってるか? あんまり、自分では分からねえな(うーん、と少し考え込む)
さて、と──……10円、両替するんだったよな?
(再び店内まで戻ってくると、秋風さんに確認しようとする)
はははっ!冗談冗談(浩哉さんの後を追いながら)
へぇーマイペースか、なんか初めて言われたぜ(あごに指を添えて珍しそうに)
俺ペースなんて考えてないからちょくちょく変わると思うぜ?
どっちかって言うと浩哉の方がマイペースって言われそうだけどな(笑)
なんか他の人と変わったペースしてるよな、浩哉って(思い出しながら納得するように頷いてる)
別に、そんなんじゃねえっ(じとりとした目で秋風さんをみやり、ぱっと手を放し)
秋風が、マイペースすぎるんだよ。ったく……
(結局頭を乱暴にがしがしと掻きながら、店まで戻ろうとする)
わわっ、そんなに引っ張らなくても大丈夫だぜ(笑)
意外と浩哉くんってせっかちなのね(からかうように笑いながら)
ったく、しっかりしてくれよ……
……おまえって、結構抜けてるよな。(がしがしと頭を掻いて、溜め息をついて)
ああ、分かったよ。──それじゃ、一回戻ろうぜ
(秋風さんの服の裾を掴んで、そのまま店まで引っ張っていこうとし)
あ、なんだそういうことか(笑)すごい顔で追ってくるからなにかと思ったぜ(笑)
10円な、ちょっと待って――ってあれ?小銭ないや。
悪い浩哉!両替してくれないか?(笑)
お前っ、忘れてるっつってんだろ……!(片手を膝に付いて荒い呼吸を整えながら)
代金だよ、代金! ……10円、足りてねえんだよ。
ったく、秋風のせいで赤っ恥かいたじゃねえか……
(大声を出したせいで集まる商店街の人の視線に少し恥ずかしそうにしながら、じとりと秋風を見据え)
(速ーッ!?笑)
うわぁっ!どうしたんだ?俺何かしたか?!(追い付かれて回り込まれ汗)
ったくあの野郎、肝心なところで抜けてやがる……っ
おい、待てっ、て……!(体力は無いのか、段々とスピードが落ちていくが……?)
(PL:おっけーです!)
うわぁっ?!なんで追いかけてくるんだ?!それに・・・速ッ!と、とりあえず逃げるぜ!
(次のコメントでこちらのサイコロの合計が浩哉さんより低かったら追いつかれることにします!)
っ、うるせえ。これでも俺としては気をつけてるつもりだ。……親父みたいなこと言いやがって
おう、ありがとよ。…ん、またな。(軽く手を挙げて秋風を見送って)
──って、あのやろ……っ!(あらためて代金を確認しようとして、気付く)
おい、お前──、あきかぜっ!! 代金! 足りてねーぞ! (全速力で急いで後を追い掛けて、大声で叫ぶ)
(足はそれなりに速いはずだが、追いつけるのだろうか……?)
はははっ!店員がそーんな無愛想じゃお客さんは来ないぜ(笑)
おっと!お金ここに置いとくぜ?はははっ!じゃまたな浩哉!
(からかった後に勢いよくお店を飛び出していく。お金をよく見てみると……10円足りない!)
……まあ、俺は構わねえけど。(頬をぽりぽりと掻いて)
あいにく、儲けの少ない店なもんでな。
おう、毎度あり。(本の代金を確認し、秋風に告げる)
はははっ!そうかもしれないけど俺はお前とも仲良くしたいんだ(笑)
っとと、浩哉はしっかりしてるなぁ(笑)それじゃこれ頂戴!
(心霊探偵と書かれた小説を手にしてる)
……お前も変な奴だな。
俺なんかに構わなくたって、お前なら気の良い友達と仲良くやっていけるだろうに。
でも、まあ。……改めて、よろしく頼む。(再び、軽く頭を下げて)
けど、今のところ本を安くするつもりはねえからな。(顔をあげると、冗談に応じて控えめながら笑ってみせる)
はははっ!お情けなんかで友達作らないって(笑)
それに浩哉と友達になっておけば本の値段おまけしてもらえたりしそうだしな!(冗談っぽく笑って)
苦手なら慣れちゃえばいいだけだぜ!友達と仲良くするのって意外とわるくないと思うぜ?
友達を作るとか、仲良くするとか、俺はそういうの苦手なんだ。別に、直そうとも思わねぇけど。
──っ。(驚いたように視線をあげるが、すぐに溜息をついて)
……いや。お情けでそんな事を言って俺と友達になったって、別に楽しい事も面白い事も無いと思うぜ?
……そりゃあ、嫌なんかじゃ無いけどさ。