片夏村に関する設定をまとめておくトピック。プレイヤーさんやゲームマスターさんへの参考資料にも。
【風習など】
・狐の送り火(オリジナル設定)
片夏村の他、霊界の一部地域に伝わる風習。
狐火(炎を自由に操り、燃やすものを自ら決められる)の能力を持つ狐の妖怪が行う火葬の一種で、
全て焼き尽くして骨や灰も残さない方式である。そのため建墓は行われない。
これには死者の魂を身体と言う檻から完全に解き放つ考えに基づく。
また全てを焼くことで残された者が故人への未練を断ち切る意味も込められている。
特に狐火の能力に長けている者は、この狐の送り火式の火葬を行う『送り火士』という職につくこともある。
・片夏湯浴みの花まつり(オリジナル設定)
12月に1か月間行われる村の一大イベント。
約千年前に片夏温泉となる源泉が発見されたのが12月と伝わるため、
この時期村一体に咲くユアミバナ(この地域の呼び方・バラの花に似ているカラフルな霊界の冬咲き品種)が使われる。
各温泉に撒かれて花びら湯を楽しめる他にアクセサリーなどの装飾品、食用に栽培されたものを使ったお菓子や飲み物も期間限定で販売される。
祭り自体が発見の翌年から始まったとされ霊界の歴史書にも花びらを撒く狐の姿が描かれているが、
客足が遠のく寒い季節の呼び込み対策として意図的に12月を源泉発見時期にしたのではないかとの説もある