STORY/
私立・黒音高校に通う高校二年生、七原・七夏はある日の放課後、悪友の蜂屋・優の付き合いで倉庫と化した旧PC室の掃除をしていた。それに幼馴染の堤・蜜柑と、クラスのマドンナである宇上・真里亞も加わり、巫山戯半分で掃除をしていると不意に一台のパソコンが立ち上がる。気味が悪いと早々にシャットダウンしようとした七夏だったが、躓いた拍子に眼鏡がずり落ち、あるものを『視』つけてしまう。デスクトップに咲いた黒い花。『help』と名付けられた、3年前に失踪した生徒が遺したフォルダを。
※※※以下オチ込みの詳しい内容※※※
寝子祭で試遊出来た最初のシナリオは主人公である七夏視点。
3年前に失踪した生徒が遺したフォルダには『もし自分が姿を消したら、それは黒音高校の怪人のせい』というメッセージと、謎の数字の羅列が残されていた。
3年前の連続失踪事件の謎を解き明かそうと意気込む優と真里亞に引っ張られる形で、七夏は黒音高校の怪人……学校の怪談として囁かれる、夜の校舎を徘徊するという謎の存在を追うことに。
しかし、夜に忍びこんだ学校で七夏達4人は『何か』に襲われる。なんとかその夜は学校を脱出し事なきを得るが、その日を境に優が、真里亞が、蜜柑が姿を消していく。
平和な日常が壊され、そして己の身に迫る危険に恐怖する七夏。
そして、最期の時が来る。
……という確定バッドエンド。
2週目からは七夏が自分の能力を使うか、積極的に調査に動いたり、友人と何を話すかの選択によってデッドエンドが回避出来、他人物視点のシナリオが解放されることで少しずつ謎も解けてくる構成。
事件の真相としては、話の中で度々登場する(立ち絵あり)化学教諭が夜の学校で非合法薬物を生徒と取引していたことに端を発する。
それが怪人の噂を産み、興味本位で夜の学校に忍び込んだ生徒を薬物中毒になった生徒や教諭自身で処分していた。
作中で体験する怪奇現象は教諭が仕掛けたトリックだったり、薬物による幻覚・幻聴が殆ど(一部例外あり)。
トゥルーエンドでは4人全員無事で外道教諭は逮捕、失踪者数人(優の姉含む)も保護される。