草木の生い茂った九夜山の奥にあるこの社。
今日も変わらず、ゆっくりと時間が流れている。
◇雑談や独り言などご自由にどうぞ。
社周辺に手をくわえたりも自由にどうぞ。
(街の喧騒から離れた山の奥。
草木の茂る獣道を抜け、目的の場所へ辿り着いて。)
さあて。
あの子も無事に辿り着けているといいけど…。
(独り言を呟きながら鳥居を潜り、周囲に視線を巡らせば
少々不安げな面持ちで石に腰掛ける少女の姿が視界に映り
自然と安堵の微笑みを浮かべた。)
お待たせ、卑弥呼。
道案内無しで大丈夫かしらって少し心配したけれど
どうやら杞憂だったようね。