イラスト:まれみち
九夜山の奥の奥。
人や獣すら迷うような獣道を歩いて行った先に、その社は存在した。
古びた社に色の褪せた鳥居。
周囲は草木が生い茂り、虫やたまに訪れる動物の姿が見える程度。
その神社には時折人が迷い込むように訪れる。
特に不思議な何かがあるわけでもない、ただの古びた神社だ。
その神社の祀られていた神も、神社の名さえも知るものはもはやいない。
ただゆっくりと、今日も緩やかに時が流れていくだけだ。
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