草木の生い茂った九夜山の奥にあるこの社。
今日も変わらず、ゆっくりと時間が流れている。
◇雑談や独り言などご自由にどうぞ。
社周辺に手をくわえたりも自由にどうぞ。
初めまして卑弥呼ちゃん。
僕は薄羽白露、どうぞよろしくね。
(お嬢さんの後ろに隠れたその子に対し、にこりと微笑みかけながらそう言葉をかけ)
それで二人で来たわけか。
こんな場所にある神社がどんなものか気になる気持ちはわかる気がするなぁ。
(そう口にして古びた社や色の褪せた鳥居に視線を向ける。
随分と長い間放置されていたのだろうか、
本来は神社の名などが記していたであろう看板も今ではただの汚れた板と化しているのが見れる)
それで、冴来嬢がいう優しい人がここにいるのかい?
ここには今のところ僕のような日向ぼっこする暇人くらいしかいないけれど。
(楽しげに笑いながらそう言い、きょろりと辺りを見渡す。
今のところ僕とお嬢さんに可愛らしい少女の三人しかいないことを確認し、ほんの少しだけ首を傾げる)