シナリオタイトル:
秋桜、ふたりぼっち
担当ゲームマスター(敬称略):
桂木京介
シナリオタイプ:
シルバーシナリオ
シナリオガイド:
https://rakkami.com/scenario/guide/876
リアクション:
https://rakkami.com/scenario/reaction/876
参加キャラクター一覧:
https://rakkami.com/scenario/chara-list/876
コメントページ:
https://rakkami.com/scenario/comment/876
シナリオID :876
シナリオ名 :秋桜、ふたりぼっち
キャラクター名:齋藤 智照
投稿日時 :2015年04月12日 00時35分04秒
◆アドリブ度
S
◆指定イラスト
キャラクターアイコン
http://rakkami.com/illust/detail/6972
◆プレイヤーの目的・意図
亡くなった妻との邂逅を。妻の前では口を普通の男性口調にして頂けると嬉しいです
◆キャラクターの目的・理由
亡き妻に伝えたいことは沢山あるのに…
◆キャラクターの行動・手段
生前の妻とよく来た秋桜畑にふらり誘われて立ち寄ってみたのですが…
一人で来るには少し思い出の多すぎる場所でしたねぇ
初めてここに二人で来たのはまだ高校生の頃でしたか
賑やかな中、あの頃の自分を思い返すのは少々恥ずかしくなりますが、あの頃から妻は強くて優しかったですよねぇ…
そういえば、どうして君はあの頃の私なんかに付き合ってくれていたんでしょう?
まるで正反対の二人でしたのにねぇ
おや?こちらに歩いてくる寝子高の制服姿はあの日の君…?
無垢な黒髪を風になびかせていつもの微笑みで
これは…白昼夢なのか?
最後に逢った君よりも随分と若い姿じゃないか
どうせなら結婚してからの姿で来てくれれば良かったのに
俺は老けたね、ってそりゃもう娘も20歳だから
ああ、元気にやっているよ、俺も娘も
俺だって流石にもうあの頃の様な無茶はしてないさ
何だい?そんな物珍しそうに俺の顔を見て…
そう言えばこの姿は君は見る機会は無かったか?
あんなに親父と同じ道は嫌がっていたのに不思議だよな
こちらで君への土産話を沢山用意出来たらそちらに行くから
もう少し待っててくれるか?
さぁっと秋桜の花びらを舞い上げる風で
君の返事が聞こえなくて
表情が見えなくて
手を伸ばしたら
賑やかな風景が戻り
頬を伝う一筋、
眼鏡を取り空を仰ぎ
暫くまぶたの裏に先ほどの姿を映し
秋桜畑を後にしましょう
帰り道
今夜は娘に電話をしてみることにしましょうかねぇ
なんて呟きながら帰ることにしますか