Twitter発祥らっかみ!文芸企画。
自PCが他PCさんに対して
「思っている」「感じている」ことを
文にしてみませんか?という企画です。
独白文、その人に当てての手紙、エクセトラ。
形式はご自由に。
PL、PC様方の交流及び
二次創作SS広場の更なる発展を願いつつ。
*Twitter上でお相手様を募集する際、便利かもしれないタグ
#リプしてくれた方のお子さんをうちの子がどう思っているかの文を書く
【成美からある先輩への独白文】
僕には気になる先輩がいる。彼はとても美人だ。
失礼な言い方をすれば、同性である僕でもその憂いのあるため息はどことなく色気を感じる
そんな色気のある美人な先輩
先輩は何かを憂鬱げに抱えている
いままでのそれとない会話のやりとりで、家族という言葉に怖れを抱いているように思えた
自分の周囲では考えられないことかもしれないが、先輩の身内が彼に傷を残したのだろう
だが、その全ては推測でしかない
肝心な先輩はだんまりを決め込んでいる
その傷を暴こうとすることで、先輩の傷がさらに大きく抉れるかもしれない
僕は黙って耐えようとする先輩を放置できるほど冷たくないが、同時に土足で先輩の神聖な場所に足を踏み入れていいのだろうかと躊躇する
相手が求めてないところへ、強引に押し付けする親切
それほど他人を傷つけるものはないという言葉
祖父から幼い頃の僕に言い聞かせた言葉だった
素直な相手なら、こんなことで悩む必要がない
やや大げさでも、こういってくれるからだ──助けてくれ!と
けど相手がだんまりを決め込んでしまうと、こちらから手を出すのは考えさせられる
先輩に対して僕は何ができるんだろう?
どうせなら伝染ればいいのにと願掛けて笑顔を作る
先輩はズルイ人
彼のため息は僕を呼び寄せてしまう
困っている人は放置できないから。そうしてしまうことは僕自身を否定するから
あの人の傷が、僕の左の瞼に刻まれているソレのように見えていればと思う
先輩はただそっと僕の傷を滑らかな指先でなぞる
その仕草をただじっと眺めている僕は苦笑を浮かべるしかない
なら僕はずっと待っている
先輩が心の内に秘めている何かを、僕か、僕以外の誰かに打ち明けれるように
今日もため息をつく先輩の元へ、僕は笑顔を浮かべて
先輩は蠱惑的な一輪の華
僕みたいな人を逃がさない魔性の色香放つ存在
故に僕はまた先輩の元に行ってしまうのだ
僕が僕である限り