Twitter発祥らっかみ!文芸企画。
自PCが他PCさんに対して
「思っている」「感じている」ことを
文にしてみませんか?という企画です。
独白文、その人に当てての手紙、エクセトラ。
形式はご自由に。
PL、PC様方の交流及び
二次創作SS広場の更なる発展を願いつつ。
*Twitter上でお相手様を募集する際、便利かもしれないタグ
#リプしてくれた方のお子さんをうちの子がどう思っているかの文を書く
桃原 空音→邪衣 士
「士くん、おっはよー!」
暑い季節はいつの間にやら通り過ぎ、寒さを覚え始めた秋の朝。
今日は“ちゃんと”本拠地の旧市街の叔母の家のベッドで寝たあたしは校門で熊さん…と士くんの姿を発見!
大好きな親友で兄貴分の士くんに元気に挨拶。
死んだ目の親友は、あぁ、おはようと眠そうに返事を返した。
ある日は昼休みの廊下で、ある日は放課後の地下帝国で、ある日は目覚めの瞬間から猫鳴館に間借りしている缶詰部屋で(とあふ事件であたしたちの部屋を隔てていた壁は無くなってしまったのだ!)、クラスは違うけど毎日のように顔をあわせるあたしたち。
お友達には「付き合ってるんじゃない?」なんて、たまにからかわれるけど、そんな事はありません!
あり得ないんだよっ!!だってだって、あたしの彼氏は二次元で…BLで…ふへ、ふへへ…。
「…桃原、顔がニヤけてるぞ」
「妄想の邪魔しないでよ!!!」
とっさに反論すると、士くんは呆れ顔で溜め息一つ。
「また変な事考えてたな…。で、今日は忘れ物してないだろうな?」
「一昨日の事、まだ根に持ってる…。大丈夫!今日は教科書忘れてないよ!」
「そりゃ貸した教科書が落書きまみれで返ってきたからな。消すの大変だったんだぞ…」
あたしのゲイ術作品を消すのに明け暮れていた昨日の士くん、クマが凄かったのだ、熊だけに。
そんなこんなで別れたあたしたち。
授業が始まり2時限目の移動中、ふと校庭に目をやると体育館倉庫にハードルを片付けに向かう士くんの姿が目に入った。クラスメイトと一緒だ。
「空音、また、士の事見てる…。やっぱり好きなんでしょ?」
いつの間にか近くにいた先輩にあざとく首を傾げられながら声を掛けられた。
「ちちち、違うって!」
「じゃあどういう関係なの?」
「BL漫画のモデルさん!次の新刊は体育館倉庫でお仕置きプレイにしよっかな!」
「…そう。……出来たら見せて…ううん、なんでもない」
先輩はモゴモゴと言葉を濁し、空音は空音ね、とだけ言って立ち去っていったのだった。
むう、なんでカレカノ疑惑湧くのか全ッ然わからないけど(三次元だなんて、ゾッとする!)、お節介で、時に武力派で、なんだかんだで遊んでくれる士くんは大好きなお友達!
多分この関係はずーっと変わらない、はずなのだ!