片隅に存在する色取り取りの薔薇の造花で
飾り付けられた小さな木小屋。
首に赤いリボンを結んだ
エミリーという名の
赤い目をした白兎が飼育されているようだ。
小屋に扉はなく、兎がいつでも出入り可能になっており
それ故、小屋に家主が不在なこともある。
気まぐれで我儘、そして甘えん坊な兎の性格は
誰かに似ている様にも思える、かもしれない。
(額を撫でる勘助さんの手に
もっと、とねだるように頭を擦り付ける)
よしよし…【ともふもふの背中をなでながら】
…エミリー、あまり、強く当たっちゃ、だめだよ…優しく、しないと…【とエミリーの額をそっとなでながら】
(慌てる勘助さんを気にすることなく
満足気な様子でもふもふを眺める。)
?!
え、エミリー?! も、もふもふ、大丈夫かい…?!
【あわあわとしつつ二匹の元へ】
(大人しく撫でられた後、立ち上がる動作をやめ
くるりと背後のもふもふに振り返る。
そして、何を思ったか
もふもふに向かって勢い良く突進する。)
? ……えっと……え……み……り……エミリー? 君の名前、エミリーというのかい?
よろしくね、エミリー……
【エミリーの額をそっとなでようとする】
(目の前に置かれたもふもふに視線を移し
顔を近づけて鼻をひくつかせる。
名前は?と問われると
もふもふをぴょこんと飛び越え
勘助さんの前に後ろ足で立ち上がる。
首に結ばれたリボンを見せようとしている様子。
リボンには白い糸でÉmilieと刺繍がされている。)
!
【ビクリとしながら、手の動きを止める】
…ご、ごめん。食事の、邪魔をしちゃって…
俺は勘助っていうんだ…こっちは、もふもふ…【ともふもふを白兎の目の前にそっと置いて】
…君の名前は? …………
【といった後、じーっと白兎を見つめる】
!
(ぴこっと耳を動かし、咀嚼を中断。
勘助さんをじーっと見つめている。)
…………あっ…………
【白兎を見つけて、背中をなでようとそっと手を差し伸べる】
(小屋の中にリラックスした様子で寝そべり
白い野薔薇の花びらをショリショリと食んでいる。)