人生、それぞれにとって永遠の教場ですね。
きっと死ぬまで勉強しても知りえないことはかなりあると思います。（困ったように笑いつつ）
体験もさせて頂けるんですか…いいですね
何れ同居人共々伺わせていただきます

ええ、気に入って欲しいものです。
この島も…人々もね。

（氷を入れたシェイカーにホワイトラム、レッドキュラソー、レモンジュースを入れてシェイク、し終わったものをグラスに注ぎ、グラスの淵にカットしたレモンを添える）

楽しみにされてはその期待に応えたくなるものです。
お二人の口にあえばいいのですけれど…
（コースターとともに差し出されたのは透んだ真紅色の液体の入ったショートカクテル）
お待たせしました。
当店のオリジナルカクテル『紅蓮』です。
少々…いえ、割と度数が高いのでお気をつけて。

それでも全員が同じ経験のもと生きてるわけではないもの。アタシだってまだまだ知りもしない事だらけだわ…（苦笑）
えぇ、マスターさえ良ければ喜んで。注文は予約も受け付けるし、工房内なら体験もできるから、是非一度足を運んでくれたら嬉しいわ

そうねぇ、なかなかに居心地の良い島だもの
これから来られる方にも気に入ってほしいものね

ふふ、オリジナルカクテルが楽しみね

私の経験なんて些細なものですよ…これで温室育ちの自覚はありますから
歳ばかり重ねてしまいました（眉をひそめつつ口で笑んで見せ）
なるほどガラス細工…素敵ですね
製品の注文を受け付けているのであれば、いずれこのお店のグラスも幾らかお願いしたいところです

期待値以上…素晴らしい
是非、後から続いてこの島にやってこられる方にもそう思っていただきたいものですね

いらっしゃいませ（天神平さんにむけて軽く会釈して微笑み）
商売柄…ですか？

お二人ともオリジナルカクテルをご所望ときましたか…
では、リクエストにお応えしてお作りしましょう
しばしお待ちくださいね
（棚からいくつかの材料を取り出し作り始める）

（マスターに向けて）
結構色々な経験からの結果ってやつなのかしらね…っていってもマスターの方が全然人生経験積んでそうよね（苦笑）
まぁそんなところ。アタシ、ガラス細工職人なの。さっき言ったお店っていうのはいわゆる工房も兼ねてでね
ガラス細工の事を学ぶ一貫で海外に留学してたってわけ

そうね、なかなか退屈しない島で気に入ってるわ
期待値以上って感じかしら。島の人たちも温かく迎え入れてくれたしね（つられて微笑）

そうそう。あればかりは歳を取らないと分からない感覚かしらね。
それじゃあ暇があればその時は昼間もお邪魔させてもらおうかしらね（ニコリ）

カクテルねぇ…マスター、アタシにもそのカクテル一杯貰えるかしら？
（天神平さんの注文を聞いて、続けて頼む）

マスター、この店オリジナルのカクテルはあるかい？
あったら一杯くれないか。
商売柄、色々と混ぜて新しいものを創るのが好きでね。
ああ、こんな見た目だけど成人はしてるから、そこは心配なく。

なかなか肝が据わっていらっしゃるんですね。
最終的に同じと言うところは私も首肯するところではありますが
ええ、生まれも育ちもイギリスです
留学ですか・・・なにか専門分野を学びにあちらへ行かれていたのでしょうか
なるほど、予想だにしていなかったことといった具合なのですね
どうです？この島は貴方が渡米する前に抱いた期待には答えてくれてますか？（にこりと微笑み

あれは身に染みるとでも言えばいいんでしょうか、そんな感覚が気持ちのいいものだと思います。
いいですね、コーヒー。
うちでも昼間はコーヒーを提供しているので是非昼間にもいらっしゃってください

そうね、まだ空も暗くなってきたばかりだもの
宜しくお願いするわぁ（ニコリ）

いえ、そういうわけじゃないわ。確かに知ってる土地なら多少のやりやすさもあるかもしれないけど、結局はどこも同じようなものよ
あら、マスターはイギリスに居たのね。アタシも3年間ほど留学でアメリカにいってたの
言ってもまだつい最近の事だけど、日本に帰ってきてからお店を構える話を受けてね…
この島の事はまだ渡米する前に少しだけ話を聞いてたから、期待もあったかもしれないわ（苦笑）

仕事終わりの一杯は何とも言えないものがあるからねえ
昼間のお酒もいいけど、時間帯的にコーヒーがいいかしらね。アタシ的には

喜んでお付き合いしますよ
夜はまだ始まったばかりですからね

コネ…ですか。
人は誰しも一つや二つそういうのを持っているものですね
知っている土地に店を構えたかったですか？
私は去年イギリスからこちらに来ましてね…いろいろあってここでこうして過ごすことにしたんです

お仕事後のお酒はある種癒しとも言えると思います
こちらでは偶に昼酒を嗜んで行かれる方もいらっしゃいますけどね

ふふ、有難うマスター
それじゃあお言葉に甘えて今日はここでのんびり付き合ってもらおうかしら…ってね（ニッと笑い）
いやぁアタシも最初はちょっと驚いちゃってね。
とあるコネを通して成り行きで見知らぬ土地でお店を構える事にはなっちゃったけど、まぁ意外と何とかなるものねぇ（苦笑）
マスターはこの島出身なのかしら？

どうも。それじゃあナッツも遠慮なく頂くわね（ジントニックを一口）
…ふぅ。やっぱり夜のお酒はいいものね

それはそれは…お疲れ様です
一杯と言わず是非ゆっくりして行ってくださいね（穏やかにほほ笑んで見せ）
それにしても、お店ですか。随分お若く見えますが…自分の店があるなんてすごいですね

（グラスにジンとトニックウォーターを注ぎ軽くステアした後、仕上げにカットライムを飾って想一の前にそっと置き）
お待たせしました、ジントニックです。
カウンターの容器にあるナッツはサービスなのでご自由におつまみ下さい。

（話しかけられたマスターの表情を見て）

えぇ、今日はもうお店は閉めてきたわ
夜になるとなにぶん家に居ても暇になっちゃうからねぇ…こうした場所で一杯飲むしか楽しみもなくて（苦笑）

いらっしゃいませ（入ってきた想一に軽く微笑みかけ）

ジントニックですね、かしこまりました。
お仕事帰りですか？
（手際よく準備をしつつ軽く話しかけてみる）

（店の扉を開けて、中に入るとカウンター席に座り）

あら、中もおしゃれな感じね…
マスターさん、ジントニックを一つお願いできるかしら？

テーブルの準備はよし…
では、開店としましょう。
どのようなお客様が来られるか、楽しみです