シナリオタイトル:
落ちるだけの
担当ゲームマスター(敬称略):
阿瀬春
シナリオタイプ:
ブロンズシナリオ
▼リアクション
http://rakkami.com/scenario/reaction/591
▼シナリオガイド
http://rakkami.com/scenario/guide/591
▼参加者一覧
http://rakkami.com/scenario/chara-list/591
▼コメント欄
https://rakkami.com/scenario/comment/591
シナリオID :591
シナリオ名 :落ちるだけの
キャラクター名 :五十士 柊斗
投稿日時 :2014年07月20日 23時02分40秒
◆アドリブ度
S
◆プレイヤーの目的・意図
落ちていく夢と過去の記憶を踏まえて、そこからほんの少しでもいいので何かしらの変化を得られれば
◆キャラクターの目的・理由
やはり俺は落ちて…空に溶けて消えていくべきなんだろうか?
今度は俺の影ではなく自分の意志で
それとも…?
◆キャラクターの行動・手段
※参考:http://rakkami.com/scenario/reaction/489?p=7
落ちていくことを自覚して、何時かの夢を思い出す(※)
また…落ちている
落ちながら思うのは妹のこと
現在の笑顔の合間に、傷ついて血を流す過去の彼女がちらつく
幼い頃、危ないから行っては駄目と親に言われた近くの山にあった抜け道
好奇心と無謀さで言いつけを守らず、自分の力を過信して、着いてきた妹に怪我をさせてしまったあの日のこと
もう何度思い出したか分からない
そのたびに自分を厳しく戒めて
心に蓋をして
それでも、きっと足りなかったから、こうやってどこまでも落ちていくのだろう
そこで同じように落ちている見知らぬ誰かを見つけ、
もしかしてこれも夢なのでは…と気付く
夢の中とはいえ、自分以外の人が落ちているのは見過ごせずに反射的に手を伸ばす
助けた相手には笑顔・穏やかに接し、自分のことは多くは語らない&相手にも多くは聞かない
ただ落ちていくだけで終わったあの夢と今度の夢は違う
そこに何かがあるのかな…とふと思う
シナリオID :591
シナリオ名 :落ちるだけの
キャラクター名 :斑鳩 遙
投稿日時 :2014年07月16日 20時30分35秒
◆アドリブ度
S
◆プレイヤーの目的・意図
諦観と寂寞の狭間を堕ち続けるPCの心象風景が見たい
追憶と独白
◆キャラクターの目的・理由
このまま落ち続けて最後はどうなるんだ
その先であいつと逢えるのなら……
◆キャラクターの行動・手段
白衣のポケットに手を突っ込み水平に落ちていく
抗っても疲れるだけと諦念に身を委ねる
時任の死後 俺も少しずつ死んでいってる
毎日少しずつ自殺しているようなもので、小器用に日々を処し惰性で生きるのが時々酷く億劫になる
後追いをしたと思われるのは癪だが……
もういいと目を閉じる
衝撃
青く冴えた月夜の海に墜落
揺蕩う泡と鈴蘭
大学の時 時任に貰った香水の原料
お前は根っこに毒があるからとあの時も意地悪く嗤っていた
海が赤く染まる
俺の左腕から滲み広がる血が海を赤く汚していく
大学の時 時任の熱狂的ファンに嫌がらせを受けた
俺のような凡庸な男が常に時任の一番身近にいたのが気に入らなかったらしい
黙っていたがやがて気付かれ時任は相手に直談判
それを逆恨み時任をナイフで刺そうとしたのを咄嗟に庇い 左腕に怪我をした
利き手じゃないから問題ないと言えば、時任は珍しく本気で怒ったものだ
鈴蘭の毒と俺の血が滲んだ海に沈んでいく
水没したピアノを弾く時任
水圧に阻まれその音は届かない
時任が俺の左腕を掴んでピアノに押しつける
開いた傷を抉られ 激痛と同時に黒い血が噴き上がる
憎いのか?
責めているのか?
泣いているのか?
皮肉だな
海の中じゃ嗚咽も届かない