白い布製のハンモックがかけられた木陰。
ハンモックの傍には木箱が置かれており
羊柄の可愛らしいブランケットがはいっている。
三人までなら一緒に寝れそうだ。
お、おう…?
(冗談のつもりが間に受けられた様で
多少面食らうが、気を取り直し)
妖精ってのは伸縮自在なんだよ。
なんたって妖精だからな。
まあ中には伸び縮み出来ない
不器用な奴もいるみたいだけどな。
ああ。好きなだけ寝ていいぞ。
落ちないようにだけ気をつけてくれよ?
別に俺のものってわけでもないな。
元俺のものだったとしても
ここに掛かってる以上、今はここに来る奴全員のものだ。