佐藤敏夫が間借りしている部屋。
事務所(http://rakkami.com/community/detail/359)内の一室、彼の居住スペース。
ベッドとちゃぶ台、扇風機があるくらいのやや殺風景な部屋。
佐藤がごろごろしてるだけのスペースです。
入室退室ご自由にどうぞー
……早く冬になんないかなあ……。
(タバコを咥えてライターを探したが見付からず、そのままガジガジリと端を噛んでいる)
はっかゆ……?
何だか火がつきそうな名前の代物だね。
塗ったら熱くならないかい?それ……?
(興味深げに身を乗り出し)
ハッカ油でも体に塗りますか?
(佐藤さんを団扇で仰ぎながら
(ベッドにもたれかかり、扇風機の前でぐったりしている)
あ”ーーー……残暑厳しすぎるううう……。
【一旦リセット】
ええ、お願いします。
貴方に色気は必要ないかと思います。
貴方はそのままで充分ですよ。
折角ですし、私も糠漬けを頂きましょう。
(卓袱台の前に座る
恋々出くんにも見えないものがあるのかい?
んー、何だろ。ああ!高い所かな!
うん、君が見えない時は遠慮無くいってよね。土台にくらいはなれるからさ。
この花はねえ、前にお仕事で知り合ったがくれるんだ。
『色気がありませんわ』って。確かに色分からないけどさ。
こんな匂いまでする造花、上手いこと作るもんだなあ。
やっほうありがとうヌカ婆ちゃん!
(糠漬け用に人数分の食器とお茶を出して卓袱台に並べ)
どうでしょうね。
私はいつでも私自身の在りたい私として
生活をしているつもりですので
気疲れといったものとは無縁だと考えておりますが。
美空さんも彼から造花を頂いては?
50点!!(封筒を奪いその場で中身を確認)
…ちゃんとあるようだね。糠漬け作ってきたから食べな
あんたもふり幅がでかいねぇ、そっちの方が疲れないかい?
家賃の取り立てですか。
お疲れ様です。
そうですね。
貴方に見えない色は私が見ましょう。
かわりに貴方は私には見えないものを
私の変わりに見てください。
この造花はアロマの様な香りがしますね。
芳香剤でしょうか。
まあ努力しても分からないものは分からないからさ。
君が居ないとオレの世界の色は無いからねー。
君のおかげでいろんな色が『視える』んだよ、ありがとねー。
(蹴破られたドアにぎゃあと驚き)
み、み、『身はたとえ 古荘の土に 埋るとも 魂魄は常に 寝子の天を望まん』…!!
(詠みつつ封筒を差し出し)
(構わずドアを蹴破り)
先月の家賃がまだだが…
今払うか辞世の句を詠むか選びな
成る程。
そうして貴方が色彩感覚を取り戻せば
迷い猫探しの依頼が舞い込んだ時
猫の判別の為に私の目を借りる必要性も
なくなるやもしれませんね。
特に必要性は感じませんが
戴けるということでしたら。
(造花の花束を受け取り、玄関にチラッと視線をやるが
すぐに花束に視線を戻す)
これはまた色鮮やかな花束ですね。
おー、いつの間に!いらっしゃい!
あれー、おかしかったかなあ、配色。まあカラフルであることに違いはないだろ?
前仕事した時に山ほど貰ってさー、この造花達。結構使えるんだよ?
例えばーー……、うーん……?(恋々出くんを間近でしげしげと眺めた後、時間をかけて緑色の造花を抜き出し
君はこの色かな?あれ、葉っぱの色と同じだね?
で、コレを近くに置いてといて事あるごとに見れば、この色の感じを覚えられるって寸法だよ(楽しげに笑った後、枕元の小さな花瓶にそれを入れた。
恋々出くんにもあげようか?造花。
物は増やしてなんぼだよ、例え無意味なものでもねー。(色の統一感の全くない造花の花束を差しだし
!!??(ノックに驚いて思わず鍵を掛け
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドォン!!!!!!!(玄関からけたたましいノックが響く)
確かに彩りは増えましたが
色の取り合わせが奇妙ですね。
貴方らしいです。
無理に物を増やす事もないと思いますよ。
物を増やせば増やしただけ、
処分する時に面倒が増えますし。
(事務所倉庫から持ってきた造花達を花瓶に雑に突っ込み)
……んー、これでカラフルになったのかな?
まー取り敢えず華々しくなったね、多分。(満足げに頷いている)
(扉を雑に開け、事務所倉庫から持ってきた小振りな花瓶を窓際に設置し)
……。
……花が無いとやっぱり駄目っぽいねえ。
うーん……。
我ながら殺風景だよねえ、この部屋。
観葉植物でも置いたら多少は涼しげになるかな?