呼んで字の如く、休憩する場所だ。
雑談でも何でも好きにしてくれてかまわねぇよ。
……まァ、あんまり騒がれても困るけどよ。
うっす。どっか身体痛めたときゃあよろしく頼んますわ。
ひひひ、無理無茶無謀は若者の特権ってな!
今のご時世にその歳で増収ってのも羨ましい話だと思いますがね!
(口角を釣り上げてクツクツと笑い)
それに、(不意にスゥ、と目を細めて)
爺さんも昔は相当なモンだったんじゃねェの? 身体見りゃあ判んぜ……。
悔しいねェ。あと30、いや20年早けりゃ「楽しく遊べそう」だったのになァ……!
(細めた瞳をギラギラと輝かせ、剣呑な戦意を隠そうともせず)
成る程なぁ
ま、そういうことなら別に構わねぇぜ。いつでも来な。
お得意様が増えるってんなら願ったり叶ったりだからな。
にしても、「お話を伺った」ねぇ。
…無茶やるのも良いが、あんまり爺の仕事を増やすんじゃねぇぞ?
(ニヤリと笑みながら)
どーもどーもこんちわ。
いやぶっちゃけ冷やかしなンだけどね! 申し訳ないね御老体!
(軽薄にヘラヘラ笑いながら軽く会釈して)
あ、とは言え用が無いワケじゃあないんだぜ?
実は俺地元からこっちに越してきたばかりでしてね。
んで空手やってるもんなんで、近場に馴染みの整体の一つも作っておきたいんですわ。
こないだノした…じゃねーや「お話を伺った」近所の道場の師範代がここの大将は良い腕してるってんで、
今日は挨拶がてら覘かせてもらったっつー次第で。
ん? おお、お客か。
珍しく随分と若ェのが来たな。
…それで、どうした
どっか痛めでもしたのかい?
(杖で自分の肩を叩きながら)
たーのーもーォ。(何故か道場破りみたいな挨拶で入ってくる)
腕の良いあんまさんがいるって聞いて来たんだけども。