柔らかな陽射しが差し込む穏やかな昼。
清んだ空気が周辺を満たしており
野生動物が時折、喉を潤しにやってくる。
ある少女は静かに語る。
「この泉には妖精達がすんでいるの。
貴方に姿が見えないだけで
ちゃんとここに存在しているのよ。」
*昼の雑談トピックです。
*独り言や探索にもどうぞ
へー、歴史での卑弥呼って男の人っていう話もあるんすかー。
(感心しきった様子で)
冴来さん、詳しいんですね。俺、歴史のこととかまともに聞いてこなかったんで、よくわかんなくて。
あっ、言い忘れてたんですけど、俺、実は妖怪なんですよー。
(と、朗らかに明瞭に言い切り)
日和坊っていう、てるてる坊主の元ネタにもなった種の妖怪で。
あ、人間に乗り移っているとかではないっす。両親?っていう人たちは「吉成は人間だよ」って言ってましたけど。
それじゃあ、卑弥呼さんは特別ってことですかね?
端から見てると、お二人が話してるところ仲よさそうに見えましたし。まさにガールズトークしてるって感じで。花が咲き乱れてる感じで。
腕っ節……!?人間にも腕力強い女の子っているんすか!?
(心底驚いた様子で)
はー……びっくりだなあ。
(冴来さんの言葉を聞いて、納得した様子で頷き)
確かに、そういう子も男前っすよね。
へえ、身近にそういう女性がいるんですか。
(首をひねって)
うーん、男の俺にはよくわからないですけど……気にしちゃうもんなんですかね?
あ、でも、男なのに女らしいって言われたら、ちょっと傷つくかもなあ。
へー、そうなんすか。
卑弥呼さん、ボーイッシュな格好もしてたんですか? 今の姿見てると、あんまり想像つかないなあ。
(とあっさり納得した様子)
(卑弥呼さんの「中らずと雖も遠からず」や「綺麗なお姉さんに『なりたかった』」などの意味深な言葉に首を傾げて)
???
そういうもん……らしいですよ!
俺はそういう男女関係の機微?みたいなのはわからないんですけど、知り合い曰くそうらしいです。
いやいや、名前は体を表すとか言いますし!
(てきとうなことを言う少年であった)
へー、冴来さんといい、卑弥呼さんも歴史詳しいんですね。お母さんの影響っすか?
???
女の子なのに、力があるのが羨ましいんですか?
(腕を組み、心底考え込んでいる様子で)
ううむ……女の子って難しいんですね。
(片手を振りながら歩いてきた銀の髪の少女を見て)
あ、お二人のお知り合いっすか?
(ふと、少女の顔を真剣な様子で見つめて)
あれ……なんだか、どこかで……いや、つい昨日、何かテレビか動画で見た気がする……確かゲームの大会の……。
あ、あの、いきなり失礼なんですが、も、もしかして有名人の方っすか?