とある休日の昼下がり。
お客さん同士の雑談中は、我々はお邪魔致しません。
店員の事は気にせず、お好きにお喋りしていって下さいな!
ヨクワカッタナアタシジツハジューヨンサイナノー(鼻つまんで棒読み)
…天才っつーとダチに居っけどねスゲーヤツ。あたしはタダの半端モン。
(ハンバーグとソテーを纏めてフォークで刺して口に運び)…生きてく分には。
道理わきまえて見て聞いて。そのとーりやりゃー大体はあり合わせで事足りっし。
そーもいかんコトもあんのは知ってっけどね。だからってどーにかしたいとか…
あーアレ。「勝ちたい」ってヤツがないっつーと分かりやすいか?
(冗談っぽい提案には笑って、なんだかすまなさそうに)…好きに。なれたらね。
(概ねハンバーグとカレーを交互に食べている。
特に肉類を口に入れた際、食事中の猫っぽく満足げに目を細くするようだ)
うはっ美意識キタコレ。スバラシー(指を広げてテキトーな拍手ぱちぺち)
ソレじゃキミのコダワリを見習って替えの効かん本気下着を調達しよーか。ん?
(シームレス?に繋げてナチュラル??な是正を上から目線で差し向けてみる)
ふーん?(女兄弟の件はよく分からないとばかり首を傾げて福神漬けバリボリ)
ソレもよく言われっけど。ソモソモ動きたくねータチだしベツに不都合は…って。
…オマエ。まだあたしのコトオンナ扱いしてるワケ?(びっくりぱちくり)
うんドン引き(即答)っつーか写真撮って逃げ帰ってねこったーに晒すレベル。
でも当人がマジならしゃーないムリだけど。
(同じ接客者として柔らかな対応に感心しつつ。そして食べつつ。話を聞き)
おおっと門外不出の最重要機密ローエー(「タイヘンだー」とくすくす)
でも…(「フム」と思案げに唇なぞり)…ウン。聞いた甲斐。あったし。
あんがとオネーサン。モチロン(ちろっと目だけで他の客を見て)ナイショにしとく。
…つーワケで楓。共犯だぜウチら(ナイフとフォークを交差させて口の前に×を作る)
毎年…。イマドキの日本じゃその人数だけでも珍しーのに。スゲーね。
するとナニか。長女が小6んとき鳴神姉弟が小学校の全学年に散ってたのかね。
(ポタージュを3度口に含んでじんわり味わってから)…なんか納得した。
初めて会ったときにな。目鼻立ちとかホネがちょっと特徴あんなって思ってたし。
(しばらく瞳を見つめてから、ふわーと妙に優しく微笑んで)…綺麗だね。
にしても…ンな調子で子作りしてたぐれーだ。ネーミングにも相応の理由あんだろ。
(わりかし頻繁に笑顔をみせたり冗談を言うのはメシがうまいからかも知れない)