とある休日の昼下がり。
お客さん同士の雑談中は、我々はお邪魔致しません。
店員の事は気にせず、お好きにお喋りしていって下さいな!
へェ、市子サンやっぱ昔から可愛かったん? 写真とかある?
てか出会い頭の社交辞令くらいもっと軽く受け取ればいいのに。照れてんの?(ケケケと笑い)
ああ、でもその服似合うってのはマジなんで。何つーの、透け感? 夏っぽくてイイよね。
(口元を隠して恐らく笑いを堪えているであろう相手に肩を竦め)
まァそう言われても仕方ねーと思うフシはありますが。
これでも五人姉妹の弟やってんで。その辺は多少ね。
でも実際「もう面倒だから道着か制服でいいかなー」とは何度か思った。
お気に召して頂けたようなら何よりですよ。
じゃあ俺もぼっちでまた来ようかね、したらば「偶然」会うかもしれんし?
つーか起き抜けかよ。なに市子サン朝弱い、の……
(淡々と述べられるオーダーの量に呆然として)
……く、食い過ぎィ。アスリートでもあるまいに。
ホントに全部食えんのソレ。まあ別にいいけどさァ……
俺はどうすっかなー。
あークラブサンド美味そうだな、あとフライドポテトも。
飲み物はアイスコーヒーにしとくか。
すみませーん店員さーん、注文いいですかー!