とある休日の昼下がり。
お客さん同士の雑談中は、我々はお邪魔致しません。
店員の事は気にせず、お好きにお喋りしていって下さいな!
ハハハ応援ありがとう外野共。
ひやかしは許すが邪魔になったらぶちころがすからな。
(ねむる、ジニー両名に向けてにこやかに中指を立てる)
(視線の先、何とは無しに眺めていた風景に映り込んだ待ち人の姿。
目が合ったのは一瞬だったが、不思議とその表情は細部まで印象に残った気がする。
後ろ姿を目で追う。揺れる三つ編みが猫のしっぽのようだ、と思った)
……や、どーも市子サン。こっちこっち。
相変わらずの眼鏡美人ぶりッスね。
(手の中で弄んでいたキーをポケットに突っ込み、入店した相手にひらひらと軽く手を振るう。
装いこそ違えど浮かべる表情は常と変らぬ軽薄なヘラヘラ顔だ)