夜の面だけが目立つ第3倉庫ではあるが、昼間も時折誰かがやってくることがある。
野良猫がくつろいでいたり、昨日の夜はなかった落書きが追加されていたり、探検目的で誰かが来るのだ。
鍵はかかっていないし、セキュリティーもなにもない。出入りは自由。咎める人はどこにもいない。
へー・・そっか。
それじゃあ壁だけちょっと明るくしてみよう。
(しょってたショルダーバッグからカラースプレーを取り出し)
さて、問題です。
今から僕は何を描くでしょーかっ・・
(壁面に白のスプレーでもこもこしたものを描き出し)