本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
ええっ!? 息子……さん? 同じ位の年なのにお母さんなのっ?(とても想像だに出来ない世界)
……凄い(真実を知らない為、あまりのスケールの大きさに愕然)
そ、そうだ。う、うんっ。占い、占いっ!(いそいそとカードを引いて展開していくが)
「にゃーん!」(のらにゃんこ乱入)
わあっ!カードがしっちゃっかめっちゃかになっちゃったよ!(汗)
一応覚えている範囲を踏まえてもう一度展開変えて占うね……っ! こっちの方が細かく……あ、良かった。結果はあまり変動していないよ~(一安心)
う~んっ。寝子島には誰かに諭されて来たって感じなのかな?
(【こっそり】「司祭」のカードが出ているよ。占いは興味深いね…!)
寝子島自体にはむしろ大歓迎されている位なんだけれども、『ああ、この島で二人で生きていかなきゃいけない』というロザリーさんの不安や悩みが、これからの妨げになる可能性があるみたい。
まずは地に足つけなきゃと思っているけれども、その内実は不安と混乱で一杯!
覚悟は決めているけれども、深層心理では不安や悩みがこれからの強迫観念になっちゃう可能性があるよ。
むしろもうなっているのかも知れないけれども……(汗)
うまくいくどころか、寝子島って存在は、将来的にはロザリーさん達を庇護してくれるよ。
打開案1としては、まずはプレッシャーに押しつぶされる前に活動する事かな。
まず先に、どこかの寮とか身近で大きな組織に自分から関わると安心できるって出ているよ。
でも……(不思議そうに悩んで)一番の全体対応策には、
──背負っているものが本当にその通りの重さなのかを確認しなさいって出ているよ。
現実を見れば深層の混乱から救われるって。……どういう意味なんだろうね(汗)
(【こっそり】過去にプロフィールを見ていて息子さんがお人形さんだと無意識のうちに覚えていたとしか思えない、混乱と不安の月に対して、全体の対応策に正義……小アルカナデッキなのに、実はスプレッドには大アルカナが乱立しているよっ!(汗))
そして最終的には、問題が発生したとしても、それさえ出来ていれば時間が解決してくれるって出ているよっ。
だから、寝子島ではきっと上手くやっていけると思う!
でも、カードにも出ていたけれども、地下帝国でもいいけれども、ちょっとした話し相手の出来る自分の居場所を自分から見つけるのが大事だと思う。
それさえ出来れば、後は問題なく事が運ぶから心配ないよっ。