本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
叔叔は……どうだろう、おしゃべりな男はうるさいってゆってた。でも説男のことは嫌いじゃない……はず
るいり叔叔じゃないからよくわからない
お菓子くれる、いいひと。ぜったい。それとも説く男わるいひと?るいりだましてつれてく?(じーー
ふーちゃんはアルパカ、夜道歩いてた。動物園から逃げてきた。るいりたちつかまえた。今は動物園にいる。叔叔に見せたらすごくもこもこしてるってゆってた。
……謝謝(絵を褒められて気恥ずかしげに)
ルービックキューブは叔叔に教えてもらった。おうちでも学校でもとっくんしてる。むずかしいけどあきらめずがんばる。頭の体操になる
るいり姐さん?(きらきら)それいい、採用。説男はるいりの弟弟子、わからないこと教える、なんでもえんりょせず聞くといい。
うん、ゆびきりする。この事話したら消される。説男おしゃべり、気をつけて
……?むずかしいことよくわからない。でもだいじょうぶ、ぼっちがさびしいならるいりがいる。友達なる
るいりの番がきた。いってくる。
まな、よろしく(ぺこり)