本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
やさしくてがんばり屋さん……それならこわくない?
るいり、びっくりしてない。……うそ、少しびっくりした。でもだいじょぶ、説男やさしいひと。こわくないってわかった。
胡麻団子ない……(しょぼん)しかたない、違うお菓子たべる。
きょうは叔叔はおるすばん。シーサイド九龍でお昼寝してる。おっきいお友達……はるのこと?はるはいない。どっかいっちゃった。
つちのこたべる。説男はつちのことなめこどっち好き?るいりはなめこ
あたらしいひときた。ご本読んでる。何か占ってもらう?(倉前さんをじーっと診て)
あの人笑ってる……でもさみしそう。
何かつらいことあったのかな……(飛吹さんを心配げにちらちら見て)