本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
(本当に照れ屋さんだなあ…)
【茉菜ちゃんを微笑ましくみながら】
そっかー…
…オゥ?ひょっとして俺が見ない間にかわい子ちゃんみつけたとか小さな幸せみつけたとか?
【半端冗談めいたようにじとーっ】
僕がイケメンであっても一切責任ございません、ご了承ください【キリッ】
…なーんってな! ま、これで勘弁!【と説男くんの頭にぽんぽん】
蝶も蜂も近寄っちゃうかな?
いや、蜂だと、俺の周りにいる人も大変だな…むむむ…
人に言えない事情……そうだなあ
こんな大勢の人前じゃあ言えない…あっ、もちろん全年齢対象で、だぜ!?
…っと、あっ! 雷一くん、いってらっしゃい! ませませ!
ああやっぱり、猫ちゃん好きの! …夏朝ちゃんだね!
いやいやそんなそんな…全員および猫くん一匹、無事でよかったぜ!
勘助のことだな! 勘助ももっとすごかったぜ!人魚になって泳いでたし!【きゃっきゃっ】
あーっ! そういえば…! なんか、花火をぽーんって空高く投げてたような!
あれすごかったな! 一日ピッチャーガールになれるんじゃね?!【目をキラキラ輝かせながら】
…それにしても意外に順番回るの早いなー【お茶ずずずー】
てか、皆、お互い顔見知りって、なんだかすごくね?
そしていまさら何だが、あやめくん! 劇フェスお疲れサマーァ!【といってダイブしようとする】