本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
あまり急いでスライディングしちゃうと、せっかくの可愛い顔が赤々になっちゃうぞー?
顔を地面にぶつけていいのは、スライディング土下座だけだからな!
【といって、手持ちの絆創膏を茉菜ちゃんにお供え】
占いの腕はまだ分からないとして、可愛いっていうのは本当みたいだな!
しかも、清楚でおっちょこちょいな感じでなんか燃える!【グッ】
おーう、ねむるくん、いってらっしゃーい!
【その後、かすかに聞こえるねむるくんの悩み相談にちょっとによによ…】