本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
日暮君、こんにちは。
僕も結構人気の所だって初めて知ったなぁ…
たまたま見かけて来たから。
皆口、さん?
そういえば、前にどこかで会ったなぁ…
(先ほどまで驚いていた感があったが、ちょっと落ち着いたようだ)
(慌てている維都月さんを見て、少しおろおろ)
は、初めまして…といってらっしゃ…と、おかえり&お疲れ様!
ビニールシートとか、色々用意してくれたんだ…ありがとう。
(戻っていく彼女におじぎした後…紙コップとお菓子を見て少し悩んでいる様子)
Σ!?
…せ、席を譲ってもらうのと占いの順番とは別だと思ってるから、
占いの順番には割り込んだりはしないから、大丈夫…!
(三夜さん相手に少しわたわたと)
…あれ?どこかで見た、ような…?
(浅葱さんを見て、首を傾げつつ…まぁいいかと気を取り直し)
あのお兄さん?は…前に1回見た気がする。
(飛吹さんを見て…こちらは確信があるようで、首は傾げなかった)
そういえば…初めましての人も、僕が直接名乗った事のない人も多いね。
…こんにちは、初めまして。えみな・かーさです。
この春から寝子島高校に通ってます…これから、よろしく。(お辞儀)