本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
うりゃ~~~っ!
(俊足で飛び出して行ったかと思えば、次の瞬間には両手にコンビニの袋を持って)
しぬ…しぬ…! 肺がしぬ…!だけれども、しかしっ、
でりゃっ!
(建物の入り口にコンビニで買ってきたと思わしき、大きなレジャーシートをバッと広げて/だんぼーるはうすの暴挙は、全て両お隣のお家の寛大なご厚意によって成り立っています)
ど、どうぞ、皆さんで是非座っていただいて、まったり寛いでいってください……っ!立っているよりも、暖かい、はず……!(汗)
お茶の2リットルペットボトルを持てる限りと紙コップもありますので、こちらはセルフサービスでぜひ……!お菓子も買ってきました。お好きなのを摘んで下さい。
(持てる限りと言ってもペットボトルは2本程度。お菓子はポテチから『つちのこの里』まで幅広く(自由に増やしていただいて問題無く))
(皆口さんのお姿に少し驚いた様子で目にしてから、慌ててお辞儀をして)
で、では、この小冊子に『答を丸写しするだけの簡単なおしごと』を……!(やってもらう気満々だ)
えっ、えっと……当たるかどうかは──分かりませんっ!(速攻にして極めてざんねんな宣言)
分かっている範囲ですと、高確率で外す可能性がありますが、話のネタにはなるかもとか、ならないかもとか……っ。その位でお待ち頂けたら嬉しいなと思っていますっ。よろしくお願いしますっ。
(うろたえつつも、再びお辞儀をしつつ戻っていく)
(レジャーシートの中央に置かれたコンビニ袋。レジャーシートは敷地内何人でも座れそうで、飲み物は一般的なウーロン茶と『午前の紅茶』の2本。
お菓子は無尽蔵に出て来そうな気配がする。日差しは暖かで、座れば風が凌げる分、だんぼーるはうすと同じ位の暖かさになりそうだ)