本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
(小さく笑って)
何だか楽しそうなんだよ。いいなぁ……あっ、まあもちろん『とうじしゃ』ってやつじゃないからそう言えるのかも知れないけれども…っ!(汗)
お弁当が…手作りで……っ?!(驚愕と尊敬の眼差し)
うんっ、是非教えてもらいたいんだよっ!
子供用の包丁なんてあるんだね、き、切れるのかなぁ……(見た事の無い子供用包丁にどきどきしながら)
お話……お父様、夜に良く一人でブランデー飲んでいるみたいだけれども、酔っているのは見た事がないんだよ。
………(そこで、酔った自分を想像する)
う~ん、難しいねぇ(速攻で諦めた様な顔)
に、肉──っ!(顔真っ青)
た、大変っ!今からダイエット!今からダイエットっ!!
うんっ、また今度是非飲みたいなっ。
改めて朱蘭さんのろっこんって不思議だなぁって思うんだよっ。
お、お酒は嗜みだから『最低限の量』に留めるんだよっ!(うろたえを隠さず)
──あ、そろそろ帰らなくっちゃなんだよっ!
朱蘭さん、引き止めちゃって本当に申し訳ないんだよっ!
(慌てて深々とお辞儀をして立ち上がる)
【PL:お返事が遅くなり大変申し訳御座いません……っ!
しかも遅れておきながら、しばらくこちらに顔を出せそうに無いという事態に陥りまして……誠に申し訳ございませんが、一旦区切らせていただいても問題ございませんでしょうか……っ?(土下座)】