対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
それは分かるけど…。
他の人にこういう面を知られるのは…。
でもまあ、貴方だし、いいか…。
(どこか諦めたように
たまに私は何処の群れにも属せないんじゃないかって
思ったりして不安になるの。
光の中は眩しすぎて、闇に一人は寂しすぎて
何処にも帰る場所がないなあって。
白い羊の群れと黒い羊の群れの中で
私だけが灰色の羊でいる、みたいな…。
貴方の髪は、綺麗だなあ…。
触りたい。触ってもいい…?