対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
私は…。
弱い自分は大嫌い。
人には見られたくない。
だから、あんまりいい事に思えない…。
…貴方の本性は、そんなに人に
見せられないようなものなの?
いい事なのかもしれないけれど
まるで、私が私でなくなってしまったみたいで…。
いつか私の心の
何もかもが変わっていってしまうんじゃないかって…。
これで、いいのかな…。
…やっぱり私は、貴方からは離れない。
こんなに、大好きなの。
ずっとずっと、もっと近くにいたい…。
そんな気持ちがもう、止まらなくて…。
貴方を困らせるって分かっているけど…。
貴方といるときが、私は、なにより一番幸せで…。
だから、ごめんなさい…。
拒絶しないで…。