対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
あはは、困る貴方を見るのは凄く楽しい。
そんなこと言って、
本当は完璧だなんて思ってないんでしょ?
でもね、そんなのどうでもいいの。
私は貴方が大好きだから、
貴方がどんな人であっても
ずっと貴方を褒めていたいの。
そうなの?でもどうしよう…。
他の人がいるときなら兎も角
今貴方に毒を吐く気にはなれなくて…。
「罵られる方がいいだなんて
やっぱりマゾヒストなのね。この変態。
そんなのがトップだなんて
貴方について来る人達がかわいそうだわ!」
…とか言えばいい?
分かってるんだけど、でも…。
大切な人が誰かと仲良くしていると
やっぱり寂しくて苦しくなるの。
そうして誰かが私から離れていくのが嫌で
ずっと閉じ込めておきたいだとか
時間なんて止まればいいのに
だとか思っちゃったりして…。
無理だってわかっているのにな…。
…。
(困った顔でじっと顔を見つめ