対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
なんで、そんなに、優しいの…?
…私達みたいな人間は
貴方の様な人にとって、いいカモでしょう…。
あの子なんて、本当にそう…。
私だって、それぐらい、わかってる…。
でも、でも、私はそれでも…。
嫌…。嫌だ…。
私、もっと、貴方の近くにいたい…。
違う…。違うの…。
貴方は、何も、悪くない…!
私が、私がいけないの…!
私が勝手に、貴方を好きになったから…。
だから、謝らないで…。
聞きたくない…!
ごめん、なさい…。
ごめんなさい…!
それでも私、貴方のことを、愛してる、の…。
(泣きながら途切れ途切れに