対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
一緒に過ごせば過ごすだけ
本当に離れなくてはいけなくなった時に
苦しむことになるんだって、よく分かっているのに…。
毒とわかっているのに、求めずにはいられない…。
私はなんて情けないんだろう…。
そうだねぇ…。
弱い私を受け入れようとしてくれている人は
何人もいるんだけど
どうしても、これ以上近寄らないで、
触れないでって遠ざけたくなるの。
貴方にだけは、そう思わずにいられるんだけどね。