対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
本当だよ。
なんで貴方が私の話なんかが聞きたくなったのか
私にはさっぱり分からない。
でも、またこうして会いに来てくれて嬉しいよ…。
私、もう貴方はここに来ては
くれないんじゃないかなって
そう思っていたから…。
貴方も?
とてもそんな風には見えないけれど…。
…新しい家族も、友達も
欲しかった色んなものを
私は山程もっているのに
どうしてこんなにも苦しくなるんだろう…。
私は我儘だ…。甘えてる…。
苦しむ必要なんて、全然ないのに…。
途中でやめられると
余計に気になるからやめて欲しいなあ…。
何を言おうとしたの?
言いたくないことなら、忘れるけれど…。