対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
どうしたらいいのか、分からないの…。
寂しいのは、嫌なの…。
でも、優しくされると甘えてばかりで
私はなんにも、出来なくなるの…。
何にも、出来なくなってしまったら
みんな私を、嫌いになって
私から離れていってしまうのに…。
どうせ離れていくのなら、
誰も私に近寄らないでって、
そんな風に思ったりして
そんな私が、大嫌いなの…。
もう嫌だ…。嫌なの…。嫌だよぅ…。
私はずるい…中途半端で薄汚い…。
嫌い…嫌い!大嫌い…!
(ヒルデガルドに抱きつき
小さな子供のように泣き出して