大抵が寝静まっただろう時間。しかしこの店は開いていた。
※ちょっとだけ黒い虚さんがいます。 裏っぽい人やダークな設定の方ら推奨。
※それ以外は普通の交流トピックです。
>(暗道)
隻眼の人には需要があるんじゃないか?
眼帯は良くも悪くも目立つし、死角を晒してるようなものだ。
それなら義眼をつけて隠している方が利口だ。
>(鹿黒)
正確に言えば、1回潰して6回紛失したんだ……。
どうも喧嘩している最中に取れたかどうかしたんだろう。
>シスター・ゼシカ
心配には及びませんよ、シスター。
たしかに隻眼では不自由をすることもありますが、その不自由もどこか心地よい。
どこかの荒涼とした国でカウボーイのように振る舞うよりは、穏やかに不自由さを楽しむのもまた人生ですから。
>(虚)
俺は勇士じゃない。ただ勇士と一緒に戦っていただけだ。
……そうか。最終的に義眼が手に入ればそれでいいんだ。
出来れば目の色は灰色にしてくれるか?
……ありゃあ、危ねェかね?
(暫し左手を胸に当てて佇み)
ちょいと急用が出来た、俺はこの辺でお暇させてもらうかね。
また機会がありゃあ、会おうぜ。
じゃあなァ。
(ひらりと手を振り、冴来さんの後を追うように消えた
体感的な意味で?性的に興奮するのもあるぜ。ギリギリ合法からそうじゃないのまで……おっと、この話はオフレコな
そうだな……クスリで自我が溶けて消えた人間を愛でて、満足できりゃ簡単だけどな
そうすると欲しかったのは器だけで、そいつが惚れた中身はどうでもよかったって事になっちまう
独占欲ってなァ因業なモンさ
社会不適合者が人間の心の機微を語るなって言われそうだが……
拒絶されちまうのは……与え方が悪いのかモノを間違えてるのか、もしくは「欲しいのはソレでも貰いたいのはアナタじゃない」ってケースか
シーサイド九龍を知ってんのかガキ
来るもの拒まず去るもの追わずのスタンスだから上がりこむのは別にいいが、売り飛ばされちまっても恨むなよ。お前カワイイ顔してるし金持ちに高く売れそうだ
クスリか……
薬漬けにしてしまうと僕が好きだったそれとはなんだか違う人物になってしまうような気がして、あんまり使いたくないな
ところで気持ちよくなるっていうのは、気分的な意味でかい?それとも……
思いやることと与えること……まあ基本の基本だね
……拒絶されてしまう場合は与え方が悪いのか、ただモノを間違えてるだけなのか判断に困るな
九龍……なんかそんなビルあったね。
行ってみようかな?
気持ち良くなるクスリ?
なぁに、それ?
凄く興味ある…。
私に足りないものって一体…。
あの人といる時は、不思議と安心していられるけど…。
私に足りないもの、あの人が持っているのかしら…?
え…どうしてあの子があんな所に!
普段ならあんな所近づかないはずなのに!
誰かに妙なこと吹き込まれたの…?
あの子に何かあったら、私、私はもう…!
ちゃんと家に帰れたのかな…。
早く帰ってあげなくちゃ…。
あの子は私が護ってあげなくちゃいけないのに…!
もも…私…ごめんなさい…!
(酷く動揺しながら店から飛び出ていく
気持ちよくなれるクスリならアテはあるけどな……未成年に勧めちゃだめか
(虚さんの接近にびくっと身を引く)
(深淵のような瞳に呑みこまれそうになり慌てて顔を逸らす)
はァ?なに言ってんだ……アンタ頭大丈夫かよ?
見透かしたようなクチききやがって……陳腐な台詞だが、アンタに俺の何がわかるっていうんだ。ハッタリかましてるだけだろ、くだらねえ(動揺も露わに口汚く吐き捨て煙草をさぐる)
……ここ禁煙だっけ?
俺に足りないもの……それが何かわかりゃ苦労しねえよ
(冴来さんをちらりと流し見て)
ああ、そうそう。アンタの妹とやらがシーサイド九龍にやってきたぜ。番犬がついてたおかげで誘拐されずにすんだが、そうなる一歩手前だった。
お預けはやめていい加減帰ってやっちゃどうだ?
…ももへ私しか与えられないものなら、
もうすでにもっているわ。
私はあの子にとって唯一の家族。
だから、きっと…きっと大丈夫…。
だけど…他の人達に与えられるもの
私は何も、もっていないわ…。
私…どうすれば…。
妹がいるだけじゃ、もう足りないの…。
あら、うふふ、うふふふ……なんだか面白くなってきたじゃない?
いらっしゃいませ、【Hollow Ataraxia】へ。
歓迎するわ。
心を縛る方法、ね。ちょっと違うアプローチで、万人に効くかわからないけれど。
私の経験則を教えてあげる……。
人は誰しも不完全、常に足りない何かを求めているわ。
それは富への渇望だったり、それは名声に対する焦がれだったり……。
足りない何かへの衝動は、案外根強くて無視できないものよ。
だから、それを与えてくれる存在は決して無視することができない♪
(こつ、こつ、と店内をゆっくりと歩んで、ジニーさんのところまで歩み寄り)
例えば貴方……意識しているかわからないけれど、きっと愛に餓えている。
歪んだ愛ではない、真っ当な異性からの愛情を、ね。
(ずいっと顔を寄せて、彼の顔を覗き見るようにして)
(ハイライトのない瞳に、ジニーさんの顔が映っている)
(一度だけ彼に対してにぃ、っと笑みを浮かべた後に冴来ちゃんのほうを向き)
だからね、冴来ちゃん♪
ももちゃんが一番求めているものを与えてくれる唯一の存在になればいいの。
そうすれば決して貴方の傍から離れない。それも、自らの意思で♪
クスリ…?
駄目…大切な人にそんなもの使いたくないわ…。
…やっぱり、心を縛るなんて
そんなこと考えちゃいけないのかもしれない…。
無理やりに願いを聞いて貰っても
そんなの少しも、嬉しくないわ…。
こんな店があったのか。旧市街にゃあんま来ねーから知らなかったぜ。
……人形を売ってんのか?占いハウスなら前に一度行ったが、なんかうさんくせえ連中が多いな。九龍でよく見かける顔もまじってるし
人の心を縛る方法ねえ。
クスリ使えば一発じゃねーか?即物的だけどさ(警戒と好奇の混じった目で陳列棚に置かれた品をじろじろ無遠慮に見回し)
(人形や店の品物を眺めていた目を上げ)
万人向けなァ、相手を全力で思いやれば相応のモノが返ってくるンじゃねェかね…。
月並みだけどな、俺ァそうだったぜ?
そうだなァ、一人は辛ェよな…。
俺なんてもう…。(緩く笑い
万人向け…。
うん、その方が…。
私もその方法が、あるなら知りたい…。
一人は、嫌…。
もう誰にも…誰にも、離れていって欲しくないの…。
(服を見ながら)
ふむん……じゃあこれとこれと……これください(三点ほど選び)
……心を縛る方法っていうのは僕も興味があるね
できれば万人向けに何かあればいいんだけど
…いいえ。
そうして貰う必要は、ないわ…。
私はただ、貴女に意見を聞きにきただけなの…。
(小さく震え、声には躊躇いが滲んでいて)
『怖いって、思っているのに私…。
どうしてここに、来てしまうの…?』
んぅ。それもいい考えなんだけれど……。
どちらかというとこう、ももちゃんに冴来ちゃんに構いたくてしかたないように仕向けたらどうかしら?
強要より、自発的な行動ほど自然で……長続きするわよ?(くすくす
例えばそうね。
怖い思いをして、一緒のお布団で寝てくれる?とか聞いてみたらどうかしらねぇ……。
貴方が居ないと、寂しくてしんじゃうの。とか♪(やや冗談気味に)
まああくまで一例ね♪
どうしてもというなら、私がそうなるように仕向けてもいいけれど……どうかしら?(くすくす
虚、様…。
(声をかけられ、やや怯えた様子で
暫し躊躇った後口を開き
妹の、心を縛ると…いうことなのだけど…。
あの子に、私以外の人に接して
心を開くことが辛いと伝えて…
私のいうことを聞かなければ
一緒にいられなくなってしまうと囁けば
あの子は私の傍に、いてくれるようになるかしら…?
あら、いらっしゃいませ。店主の常闇虚よ。
メイド服かしら?ふふ……スカート丈から何までオーダーメイドで作るわ。
既存でよければ……こちらになるわね(最近のデザインの主流とは違った、中世ヴィクトリア時代あたりの古典的なデザインのメイド服があったり)
ふふふ……このデザインがいいのね。いいわよ……(言いながら奥へ一旦引っ込んではハンガーにかけられた服を数点もってきて)
おやおや、お帰りなさいかしら?冴来ちゃん
…。
(何処か思いつめた様子で入店し
店内を見渡す
(人形をしばらく眺め)
……?
……ごめんごめん。ちょっと集中してた
そう、こんな感じの衣装だ。どうも。
ほかにそういうデザインの服があるならそれも見たいんだけど……
うーん、門限があるわけでもないし、同居人はとくに心配するような人ではないからね。
いろいろと自由にさせてもらってる。正直助かるよ。
別に人に言えないってほどではないんだけど……
昼間は学校帰りに普通の子が立ち寄ったりするからさ。
人形とか苦手な子もいるかもしれないし、なるべく人通りの少ない時間にと思ったんだ
喋る人形……ふむん……
あ、思いついた。誰かは知らないけどありがとう。
夜分遅くにごめんくださいませ。ここでメイド服を取り扱っていると聞いてきたのですが…何やらお取込み中でしょうか?
それにしてもシスターやら義眼のお方やら…多種多様の方々がいらっしゃいますのね。
…おやおや、喋る人形とは珍しい…これが姪の言っていた「もれいび」…というものでしょうか。