いくら、防水加工してあったって! いくら耐久性に優れていたって!
やはり心配になる、いつ壊れるか分からない『ダンボールは紙製品』
こちらはそんな『だんぼーるはうす』の外装や、内装のお手入れに始まり、
一人のときは何をやっているのか等がちまちま綴られていく……そんな乱入歓迎のだんぼーる雑記。
(夏のある日。
暑さの落ち着いた夜に、獅子島さんからもらった『動いている!』と騒ぎの出たズタ袋を勇気をもって開けて見て)
わぁ……これは……
(出てきたのは良い曰くのありそうな骨董のランプ、桜の香りがする香油。そして紙マッチと、メモが一枚。
メモを拝見して、一人故に大騒ぎはせず、心からの薄い笑みを幸せそうに一つ)
これは、とても嬉しいことだよ。
三つ網のお姉さんに感謝しなくちゃ。…本当に。
(言いながら、ボケはかませども、今回ばかりは火の扱いには気をつけつつ(傍には水まできちんと完備)
香油の用意をしつつ擦った事のない紙マッチに火をつけ、ランプに火をつける。
しばらくして、暖められた香油から桜の香りがする)
良い香りだねぇ。桜がこんなに良い香りがするならば、一度位は嗅いで見たかったな。
(ぽつりと呟きつつ、幸せに浸りながら)
あ──お姉さんへのお返しを考えなきゃ!
明らかに頂いた物への対価不足を起こしてる!!
(何か、ご迷惑ではなく、安心していただける言葉は無いだろうか、そう考えながらペンを滑らせていく。
桜の香りのする香炉のランプが揺れる中、時間は静かに過ぎていく)