ここが噂の教室です。
都市伝説を信じた物好きが、ここで声に出す。
我々は独自調査の他に、この部屋に”置き忘れた”ボイスレコーダーから情報を得ています。
声にならない叫び、行き場のない言葉。都市伝説に縋りたくなるような、何か。
これらは、重みがあるものだと、私は思います。
尤も、面白半分で何かしに来る人もいるみたいですが。
11,51,41,105,63,21,23,23,91,11,75,92,55,51,21,64
21,14,32,41,23,51,21,43 43,41
35,25,21 2,11,51,41,55,12,61 6,32,85 85,41 4,45
101,21,43 43,44,12,41,24,94,45 4,12,81,41 4,43 43,41
25,94,12,32 3,85 85,13
22,33 3,43,12,44,65,32,23,51,21,43 43,41
22,33 3,43,24,41,23,51,21,43 43,41
33 3,43 43,45,12,43 43,32,85 85,52,12,41,21,43 43,41
33,25,32,44 4,75,51,21 2,12,32 3,21,111,105
11,51,41,45,45,75,52,33,25 2,32,41,21,43 43,41
25 2,74,111,51,31,12
25 2,74,111,51,31,12
23,95,13,44 4,12 12,11
34,21,12,44 4,12,42,61 6,111
41 4,94,85,75,
11,51,41,105,11,12,32,44,93
33 3,43 43,45,33 3,43 43,45
101,41,32,61,14,12,14,111,52
11,51,41,55,25,45,105,11,12,32,44,12,71,33
23,93,32,74,44,25 2,74,111,51,31,12
22,33 3,43,24,44,25 2,74,111,51,31,12
11,51,41,105,23,33 3,43,24,41,23,51,21,43 43,41
11,111,32 3,14 14,92,21 14,93,74
(数列を綴り終え、最後の一行に憎々しげな表情で
強く拳を打ち付け教室からでていく
…。
(涙を拭い、再び数列を書き連ね始める)
22,32 3,43,24,93,43,75,92,51,21,43 43,41
44 4,75,24,43 43,21,44,22,52
35,13,51,43 43,44,32,71,43 43,41
32 3,63 3,11 1,55,85,23,105
45,15,35,13,45,33,44
11,51,41,55,22,75,42,105
21,111,21 2,14,93,25,45,21 2,44 4,22,51,21,43 43,41
11,51,41,61,11,111,51,52,75
101,41,32,61,41,41 4,13,21,45,93,61 6,21,92,44 4
51,52,62,45,43,45,32,44,21,14,33,25,45,21 2
44 4,22,51,21,43 43,41
101,41,32,21 2,11,51,41,52,11,41 4,23
25,55,21,11,32 3,85 85,13,21 2
43,72,44 4,75,12,12
71,42,21 2,11,44 4,75,12,12
25,55,23,93,32,72,21 2,61 6,43,51,91
11,71,111,32 3,44,13,24,12,94,93
33,23,101,94,41,12,45,61,75,13,54,21 2,101,51,12
45 4,13,21,75,13,101,41,32,55,25,45,61
101,33,94,44,32,71,43 43,44
23,95,13,44 4,12 12,11
11,51,41,21 2,41 4,94,85,92,75,11,12,32,44,93
41 4,21,91,45 4,13,21
41 4,94,85,92,75,32,11,101,44,52,51,43 43,44
…!
(酷く苦しげな表情で去り行く姿を見送り
再び机に数字の羅列を書き連ね始める)
32,111,44 4,32,71,14,61 6
25,25,95,101,11,51,41,55,35,61 6,52,15,11,44,12,24,93
44 4,75,35,13,33,94,61 6
11,51,41,55,25,25,95,105,22,33 3,43,24,93
11,51,41,105,22,33 3,43,24,41,23,51,12
44 4,75,11,51,41,21 2,25,25,52,55,25,93,25,45,75
101,41,32,105,43,94,44,12,23,25,45,75
44 4,22,51,12,55,44 4,11,94,61 6
35,94,32,21,11,51,41,55,35,61 6,52,12,11,91,94,93
65,13,65,13,21 2,51,12
43,72,44 4,75,12,12
71,42,21 2,12,44 4,75,12,12
61 6,43,105,13,24,44,75,21,71,101,51,12
51,52,105,51,23,32,44,75,21,71,101,51,12
33 3,43 43,45,11,51,41,55,12,43 43,32,85 85,52,12,41,12
11,12,32,44,93
11,12,32,44,93
11,51,41,45,12,91,94,51,12,34,21,12,61,12,91,51,12
23,95,13,44 4,12 12,11
101,41,32,61,11,51,41,45,12,91,94,94,61 6
65,21,52,61,51,52,75,55,35 3,71,51,12,55,52
11,51,41,75,101,41,32,21 2,33,22,51,55,52
45 4,13,32,44
101,41,32,105,15,12,44,12,21,51,12,44 4
101,41,32,105,15,12,44,12,23,55,51,91
101,41,32,55,25,45,105,25,95,32,44,12,43 43,44
(複数の机を渡り、数列を連ね終わった後
きつく握った拳を強く机に叩きつけ静かに啜り泣く
・・・(机の文字を指でなぞって
アイシテル
ツミデモイイ
ふっ・・・(部屋から出ていく
…。
(机にシャープペンで数字の羅列を書き連ねる。)
11,12,32,44,93
43,72,44 4,75,12,12
71,42,21 2,12,44 4,75,12,12
61 6,43,105,13,24,44,75,21,71,101,51,12
65,111,45,13,52,11,12,32,44,12,93,55,61
23,95,13,44 4,12 12,11 ,41 4,24
11,12,31,44,93
11,12,31,44,93
51,55,52,45,45 4,21,51,12
45 4,13,32,44
25,111,51,52,75,11,12,32,44,12,93,55,52
ハハハ・・ありがと。(手を借り立ち上がり)
何とかケガなしだよ。結構イタかったけど・・
さて、そろそろ店ば・・じゃなかった。
お仕事の時間だからネ。ここを去ることにするヨ。
それじゃ、サキさん・・いつの日かまた笑顔で会おう
んじゃ、バッハッハーイ!と~うっ
(颯爽と駆け出し窓からジャンプ!)
・・・・(どさっ)
ぎゃっ!
(受け取った花を嬉しそうに眺め)
…うん。
今までちょっと、色々あったから…。
支えてくれる人が増えて、気が抜けたのかも…。
ちょ、ちょっと!
(ずっこける様子に慌てて椅子から腰をあげ)
もぅ…。しまらないわね…。
情けないんだから。
(小さく苦笑して)
あはは。でも、そうね。
貴方のお陰で私またちゃんと笑えそうだわ。
ねぇ、大丈夫?立てる?怪我はしてない?
(傍に寄り、手を差し出して
フフ・・はい。(花を優しく差し出し)
やっと笑顔になれタ。
きっと君は今疲れているんダ。サキさん・・
だからこそ気力が湧かず楽しめなかった・・
それは仕方のないことなのサ・・
そういう時は無理に笑わなくていいんだよ。
何でかって?ヨッ!っとっととと~うわっ!?
(カッコつけて机に飛び乗り、バランスを崩しずっこけ)
いってって~・・・キシシ
わ、笑わせるのは僕の仕事だからサ!oO(い、今のは若干笑えないレベルに痛かったかも・・)
…わかっているもの。
神様だって、人類全員をみる程暇ではないでしょうし。
ただ少し、気に入らないだけだわ。
(机から気怠げに体を起こして)
うん、貴方とは何処かで会っているんでしょうね。
心当たりあるけれど…。
今は別人ということにしておこうかしら。
面白いこと、起こしたいけれど
ちょっと気力がわかなくて…。
楽しいことは好きなのに、おかしいな…。
(バルーンアートを作る様子をぼんやりと眺め)
手品?魔法みたいで面白い…。
…ありがとう。
花は私、大好きよ。
貴方のお陰でちょっと元気がでた気がする。
(微笑してそっと手を伸ばし、花を受け取ろうと)
クスクス・・世の中にフェアな事なんてそうないヨ。
お嬢サン・・(後ろで腕を組み近づき)
今のボクはネムさ。そして君にとってのいつぞやの隣人でもあるカモね。
そんな僕から1つでだけアドバイス。
面白いことは起きるものではなく・・
(ポッケから風船と空気入れを取り出し、手際よく犬のバルーンアートを作り)
キシシ・・起こすものなのサ。
(縫い針で風船を割ると手元から針と風船が消え、手には一輪の花が)
花をどぞ、お嬢サン・・
神様なんて嫌い。
嫌い、嫌い嫌い。…大嫌い。
少しも平等じゃない。
だから、大嫌い…。
これ、誰か聞いてるのかな。
聞いていて欲しいのかな。
…わかんないや。どうでもいいか…。
(教室の椅子に腰掛け、机にうつ伏せて深いため息をついて
…つまんない。
ちょっと、疲れたなあ…。
なにか面白いこと、起きないかなあ…。
起きるわけないよね…。
ここで待ってたら、誰か来たりしないかなー…。
え…?
(突然聞こえた声に驚いて、辺りをを見回し
誰か、いるの?
神様なんて大嫌い。
だけど、消えられるのも困るわね。
恨みをぶつけられる相手、いなくなってしまうもの。
神様は消えたよぉ あなたの神様が消えたよぉ
こんな世界は、大嫌い。
神様なんて、大嫌い。
(呟いた後、暫しその場に佇み、
小さく溜息を吐いて
なぁんにも起こらない…。
やっぱり噂は噂。
都市伝説は都市伝説、か。
Testing one two three, Testing one two three.