希望戦士ニャンダム・オペレーション・エクソダス｜リアクション

希望戦士ニャンダム・オペレーション・エクソダス

●噂

　ラクシーン公国独立戦争で家族を失った共和国のネムル・ヒグラシ（日暮ねむる）は、公国への復讐心を胸に、戦災孤児を寡兵し人海戦術を行う「ガルム中隊」に入隊した。
　軍に入ってからのネムルの戦功は目覚ましく、中隊長昇格後はゲリラ戦によるエース殺しで戦地に名を馳せた。
　公国兵は畏怖の念を込め彼の駆る漆黒のニャンキャノンとその方に描かれたエンブレムから彼を『黒狼』と呼んで恐れた――

　ニャブロー戦役前の出兵の際、ネムルは当時公国のエースであった『赤兜』のニャフと交戦。ニャフ一体に味方多数の共和国軍の優位的状況下だあったにもかかわらず、ガルム中隊は甚大な被害を伴い、奇跡的に赤兜を撃墜するも、その時、ネムル以外誰ひとり戦場には立っていなかった――

　部下を失った失意で前線を退いたネムルはある日、赤兜が生存しニャブローに現れたという噂を耳にする。
真相を確かめるため、真の意味で部下を弔うため、ネムルはニャブローへ出撃する。

このページにイラストを設定する