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踏んづけちゃうんだから!
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それがいつ始まったのかはよくわからない。
ゼロ・シーアールシー
がお昼寝をする前からだったかもしれないし、目が覚めたからだったかもしれない。
ただ、ひとつわかったのは、ゼロは誰かを踏まなければいけないような気がする、ということだ。
(誰か踏まれてもいい人を踏むのです。でも、どこにいるのでしょう?)
当てもなく彷徨っていると、もしそこのお嬢さん……と呼び止められた。
そこにいたのは十数人の団体さん、なのだが、何故か一様に困った顔をしていた。
「実はその……我々を踏んでくれないか!」
「? どうしたのです?」
話を聞けば、彼ら、突然誰かに踏まれたい衝動に駆られてしまったという。
ところが、踏まれたい側の人間とは遭遇するのだが、一向に踏みたい側の人間には出会えない。
そうこうしている間にこんな大所帯に。しかもなんの発展性もない。
「どうか助けると思って、思いやりのひと踏みを頂けないだろうか?」
「ゼロはちょうど誰かを踏まなければいけないような気がしていたので、需要と供給は一致しているのです」
「なんと! それじゃお嬢さん、気持ちいいのひと踏みをお願いするよ!」
なんだか浜辺で寝ているアザラシみたいに、踏まれたい人たちは一斉に横になった。
それじゃ踏むのです、と1人目に取りかかろうとしたところ、ちょっと待った、と止められた。
「すまないが、私は素足でよろしくお願いする」
「あ、ボクは靴を履いたままでひとつ頼むよ。こう、怒りと憎しみがほとばしる感じで」
「俺は顔だ。顔をそっと踏んでほしいんだよ、頼めるか、お嬢ちゃん?」
「注文が多いのです」
踏まれ方にもそれぞれこだわりがあるようなので、注文通りに踏んであげた。
素足をご注文の紳士は踏んであげると、ああ、疲れが溜まった身体にちょうどいい踏まれ心地だ、と至福の表情。
「おじさんは疲れているのです?」
「このところ仕事が忙しくてね。ああ、でも、お嬢さんに踏んでもらったらこりがほぐれた気がするよ」
靴でご注文の大学生は、これこれこの感じ……と何故か寂しそうな表情。
「最近、彼女と別れて。気が強い子だったから、ケンカしてはよく足蹴にされたものさ。懐かしいな」
「可哀想なので、思い切り踏んであげるのです。怒りと憎しみを込めるのです」
「グホッ! そ……そうそう! 彼女も遠慮なく、俺を踏みつけたものだよ! あれは酷かったなぁ!」
顔でとお願いしてきたおじさんは踏んであげると、ウッ! と涙を流し始めた。
「そっとしたですけど、泣くほど痛かったのです?」
「いや、違うんだ。娘が小さい頃、こうやって顔を踏まれて起こされたことを思い出してよ」
「ゼロは踏まれて起こされるのは嫌なのです。お昼寝は誰にも邪魔されたくないのです」
「はは、そりゃそうだ。けど、今はもうでっかくなっちまって、めっきり踏まれることもなくなると寂しいもんなんだぜ?」
「じゃあ、いっぱい踏んであげるのです」
「……ありがとうな、お嬢ちゃん」
ひとしきり踏んであげると、皆、嬉しそうにお礼を言って去っていった。
ゼロの誰かを踏みたい気持ちも、気がつくともうなくなって、いつも通りに戻っていた。
「不思議な日だったのです。でも、世の中の安寧が増えたようなのでよかったのです」
八神 修
は猫を14匹、犬を3匹飼っている。
修は動物が大好きだし、動物も修が大好きだ。
理由はハッキリとは言えないが、きっと好いてくれる人には懐いてくれるのだろうと思っている。
道端でもよく動物が寄ってくるので、猫用ドライササミやカリカリを持ち歩いて、束の間の触れ合いを楽しんでいる。
ところが、今日は少し様子が違っていた。
ふ……と気配を感じて振り向くと何かに飛びかかられ……踏まれた!
「ぺぷっ!?」
不意の出来事に驚いた修は脚がもつれて倒れた。
一体何が……と目を開け、視界に飛び込んできたのは、猫や犬の一団。
「お、お前達一体どうして……ぺぷっ!?」
話しかける間もなく、次から次に動物達は修を踏みつけていく。
どうやらこの動物達も、踏みたい衝動を与える神魂の影響を受けているようだ。
「や、やめろ……! いい加減に……うわあああっ!?」
なんとか退けたいところだが、向こうは野良を生き抜くヤンチャなアニマル。常人以下の体力の修にはなんともできない。
しかし、何故だろうか……じたばたしている間に気持ちよくなっている気が……。
思わず、身を任せうつ伏せに寝転んでしまった。
(ああ、身体のいいところにふにふにの肉球が当たって、これは……極楽?)
そう言えば、昔何かの本で読んだことがある。
(猫のツボ押しみたいな動作は母乳を求める動作の名残で、甘えたい時だったか……)
そう思うと、この子達のこれもなんだか愛おしいものに思えてくる。
修は順番に一匹ずつ引き寄せては撫で、引き寄せては撫で……そうすると彼らは気持ち良さそうに目を細めた。
(思えば、最近、山に登ったり校庭の落ち葉掃除をしたりと体を動かしてばかりだったな。毎日のランニングもしているし、地味に疲労が溜まってたのかも……しかし、なんだかどんどん重くなっているような……)
ひとしきり踏み終わると、満足したのか、彼らは修を囲むようにして、大人しくなった。
「はは、もういいのか。お陰で身体が軽くなった気がするよ、ありがとう」
お礼に、と今度は修が動物達の身体を優しく押してあげた。心地良さそうに丸まる彼らに、修も穏やかな表情になる……。
すっかり日が落ちた頃、ようやく修は家路につくことができた。
こんな寄り道をするつもりはなかったが、動物の相手で時間を忘れることなんてしょっちゅうだから気にもしない。
自宅に帰り、ただいま、と声をかけると14匹の猫と3匹の猫が出迎えてくれた。
「毎日、お前たちのお迎えは熱烈だな。はは、俺も皆に会いたかったよ……ん?」
首を傾げ、大切な友人たちの数を数えてみる。1匹2匹3匹……気のせいだろうか、猫が1匹多い。
「にゃーん」
「この猫は……ああ、さっきの。俺に真っ先に飛びかかってきた奴じゃないか。なんだ、付いて来ちゃったのか」
猫は甘えるように、脚に顔をすり寄せてくる。
「また1匹友達が増えてしまったかな。おいで、歓迎するよ」
修は優しい表情で、新しい家族を撫でた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月11日
参加申し込みの期限
2015年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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