餃子の闘将｜リアクション

餃子の闘将

　まだ食っているやつらがいた。
　刀、志田、瓢。一切衰える気配を見せず、食べ続ける男たち。
「うおおおおお！！」
　陽毬、三夜もますますヒートアップ。
　新しい友人の手になる餃子、残すいわれはない。
　流はデザート餃子を様々に試し、地味に消費し続けている。
　さらに新しい餃子の鉱脈を見つけた修。　
　
　人が地位を作るのではない。地位が人を作る。
　嘗ての日本では、異例の抜擢をすることで、相手の命を縮めるという策謀が存在した。
　
　むしろ彼らに「餃子の闘将」を名乗ってもらうことで、称号自体のレベルアップを図るというのはどうか。

　
　だが、この「餃子の闘将」の名を巡って、いじめの構造が出来上がるのも問題である。
　

　その時。
「餃子の謀将、武将……他にもいろいろいると面白そうですな」
　瓢が口走った。

　その後の結果発表が、闘将も含めたネタ称号の押し付け合いになったことについては、語るまでもない。
　みんなでちょっとずつ称号を請け負う。
　フライングキャッチに優勝し、大食いでも好成績を収めた刀が、変な称号をたくさんもらった。
　

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