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(ん?)
料理も佳境にはいってきたころ、誰かの視線を背後に感じて、真央は振り返った。
いつの間にいたのだろう。一人の少女がにこにこ笑ってこちらを見ていた。
年のころは小3程度か。もっとはるかに年上にも見える。長く白い髪は光の加減によって銀色にも見える。純白のワンピースは染み一つない。
謎めいた、不思議な少女だ。
真央は、彼女に歩み寄った。
「ゼロは、ゼロなのです」少女――
ゼロ・シーアールシー
は言った。
「真央ちゃんは真央ちゃんなのだ」真央も言った。
自己紹介が住むと、ゼロは右手を突き出してきた。
掌の上に何かがのっている。
小ぶりないくつかの団子。オリーブドラブというか、モスグリーンである。
「団子なのだ?」
「人は美味しいものを食べると安寧が増えるのです」どうも彼女が創作したらしいが、なんらかの食材を使用したり、調理器具を使った形跡はない。
真央は掌の団子をじっと見る。
あからさまに怪しい。何だか今変な音を出さなかったか?
不安が胸をよぎる。だが、彼女の好意を無下にするのも嫌だ。食については挑戦者という、真央の炎のチャレンジャー魂も燃える。
一つつまみあげ、ぱくりと飲み込む。
真央の顔が、オリーブドラブとモスグリーンに変じた。
ばたっ。その場に倒れ込む真央。
「どうした!」慌てて駆け寄る一同。
「ダメなのだ。これはダメな奴なのだ!」朦朧とした意識で叫ぶ真央。『マズイ』という言葉を避けたのは、彼女の優しさだ。
おひとつどうぞ、と配布していくゼロ。「匂いはしないし、お団子なので音とかしません。観劇にはもってこいなのです。劇の雰囲気をこわさないのですー」
「泡を吹いている者がいるのだが」
「ちょっと……ちょっとすごい味なのだ……」ショックを隠し切れない真央。
「味? ゼロにはよくわからないのです」ゼロは小首をかしげる。「でも栄養価! これは文句なしに最高なのですー」
「食事というか、レーションだな……」修は指先でペースト状のものをこそげとり、舌の先に乗せる。
「うまいな」呟く。ただ、何かのようにおいしいというのではなく、ただ「おいしい」という観念をそのままぬりかためたようなしろもののように思えた。「おいしい」という言葉がそのまま実物となったようだ。比較検証のチャンスがあれば、是非ためしてみたいが、お弁当となると問題がありそうだ。
「いろんな味があるみたいですね、これ」もぐもぐと団子を頬張る舞華。演技に長けた彼女、表情から本心をうかがうことはできない。
「材料とか、作り方は?」
「それはひみつなのです」
「これを売店で売ったら、いろいろ問題が発生するのだ」真央が言う。「びっくりどっきりパーティグッズなら面白いのだ」傍らでは果敢に団子を食べ続けていた舞華が、おおうと体をそよがせる。「当たって」しまったらしい。
「でも栄養価は最高。ロボットでも幽霊でも必要なエネルギーを供給できるのです」ゼロの口調には妙な説得力がある。まるでどこかで本当にエネルギーになっていたような言い方だ。
「食べたら命の危険があぶないのだ」
「栄養価抜群のものを食べて瀕死になったら、何が健康なのかわかんないですね」
「味」ゼロはしばし考える。「味については、百発百中で美味なものを作るべく研究中なのです」
「研究は悪くないが……とりあえず弁当には不向きだな」修が笑う。「後でじっくり研究しよう。なんなら、協力してもいい」
嬉しそうにゼロは頷く。「それにこのお団子は厄を払う呪物も兼ねているのです。ゲロマズは厄の先払いなのです!」
「これ以上の厄があるとも思えませんけどね……」うっぷ、とハンカチで口元を覆う舞華。とはいえ、生放送で食べてみたり、視聴者プレゼントなどしたら、盛り上がることは請け合いだ。
「ま、とりあえず……一緒に味見しない?」
「ゼロはここで見ているのです」そう言って、隅っこのほうにしゃがみ込んだ。
最初のうちは、ゼロを気遣ったり、試食してもらおうとしていた一同だったが、料理に熱中していくと、だんだんと間遠になっていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月06日
参加申し込みの期限
2015年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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