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ドキッ☆ 男だらけの料理教室! ~ペロリもあるよ~
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5分後――。
講師の平野 源治(ひらの げんじ)がもたもたした様子で部屋に入ると、生徒たちの温かい拍手が迎えてくれた。
「お、遅れてごめん……なんだな」
((店長が喋った!!))
電波状況の悪いラジオ並にボソボソした喋りだったが、雅人と刀は開いた口から言葉が出たことに驚いた。平野店長はレシピの書かれたプリントを生徒たちに配ると、実演のために調理台に近付く。平野店長が中華鍋をにぎるタイミングでドアが開き、
刻人・F・ミセリア
が現れた。
「すみません、遅れました。いやあエプロン探すのに手間取っちゃいまして」
「大丈夫、なんだな。今始まったところ、なんだな」
平野店長がぽよぽよと体を揺らしながら応えると、刻人は礼を言って準備を整えた。講義が終わると調理開始である。刻人はA班に向かいさっとメンバーの動きを確認した。杏仁豆腐を蒼志・雅人・刀、エビチリの下ごしらえを陽太がやっていたので、刻人はエビチリに回る。
刻人の向かいでは眠そうな少年・蒼志が、杏仁霜の袋の裏にある栄養成分表示とか、お客様相談室の電話番号みたいな、いま確認しなくてもいいけどついそういうのって見ちゃうよね☆ みたいなものを眺めていた。
蒼志が杏仁霜をテーブルに戻して、ようやくもそもそ動く。
「……杏仁豆腐って種なんすね」
「ねー、知らなかったよぅ。コレって種の中を粉にしたのを甘くした料理なのかぁ」
ゼラチンをふやかしながら蒼志がのんびり呟くと、陽太が海老の背ワタ取りをしながらのほほんと答える。陽太はグルメパンダで料理教室のチラシをもらった蒼志に、一緒に参加しないかと誘われたのだった。
刻人も背ワタ取りをしながら、A班で料理に慣れているのは向かいで杏仁霜と砂糖を手際よく混ぜている少年・刀ぐらいのようだと考えた。
「俺はゼラチンを使っているのが意外でした。てっきり寒天を使うかと思っていたので」
刀の問いに、雅人もそうそうと答える。
「俺も意外だったよー。そういえば前にバイトしたときは、デザート系はあらかじめ作ったの冷やしてあったね。レシピって意外と知らないんだなぁ」
雅人はシロップを作っていた。計量作業をまとめてやってしまうようで、横にはエビチリのタレになる材料が置かれている。
「グルメパンダでバイトしていたんですか。いいですよね、中華。是非今日は料理をマスターして、いつか妻に食べさせたいです」
「え、お兄さん結婚してるんですかー!?」
背ワタを取り終わり手を洗っていた刻人に、同じく手を洗っていた陽太が反応する。
「ええ。学生結婚って言うんでしょうか。離れて生活している今はすっかりコンビニと外食のお世話になってしまって……いやあ妻には色々な意味で申し訳ないです」
「オレとそんなに年変わらないのに、すごいですねぃ。蒼志君もそう思わない? って、蒼志クゥゥゥゥウウウンン!!!」
「呉井先輩、声がでかいす……」
雅人と共にタレ作りをしていた雅人がのっそりとした動きで陽太と視線を合わせる。
「う、うん。ごめんね、取り乱しちゃって。てか、そのタレ、豆板醤多くない? それ、もうエビチリじゃなくて豆板醤そのものだよん……」
「僕はそれぐらい辛いの好きですよ。妻も辛い物が好きで一時期は四川料理ばかり食べていたので」
「え、ミセリアさんも……? そ、そうかー。俺はその半分くらいにしとくわー」
少数派(?)の哀愁が漂う陽太であった。
「ふふ。盛り上がってるねー」
陽太たちのコントのようなやり取りを眺めながら、雅人は頭上のアンテナをクルクルと回した。雅人の作るエビチリのタレはレシピ通りのピリ辛味だ。隣の蒼志のように、狂気に満ちた赤色ではない。
「だな……と、鍋がいい感じだ。ゼラチン入れるぞ」
刀が牛乳や砂糖が入った鍋にゼラチンを投入した。ダマにならないようよく混ぜる。
「わあ、いいにおいがしているね。御剣さん、器はここに並べておけばいいですか? 千鳥さんが作ったシロップはラップかけて冷蔵庫に入れればいいですよね」
「あっ。ありがとうございます、ミセリアさん」
「いえ、野菜も切っておきますね」
トントン、と危なげない様子で包丁を扱う刻人。刀はクルクルと動く刻人に、手際のいい人という印象を持った。
「もしかしてミセリアさんって、飲食店で働いたことがあるんですか? すごく慣れてる感じがします!」
雅人に話しかけられ、刻人はエビチリに添えるキャベツを刻む手を止めずに首をかしげた。そばかすの浮かぶ笑顔が雅人を捕える。
「え? いえ、どうしてでしょう」
「手伝いなれてるなあって思って」
「ああ。妻の料理を手伝っていたからかもしれませんね。料理自体は得意ではありませんよ」
キャベツやチャーハンの具材を刻み終わり、刻人はエビチリを揚げる油の準備を始める。
「寝子島に来る前はアメリカにいたので、日本の豊かな食文化にハマッて外食続きなんです。ますます料理から離れてしまいました」
「へー! アメリカかぁ。この前テレビで日本食が流行ってるって聞いたんですけど、あれってほんとなんですか?」
「本当ですよ。スーパーで普通に豆腐とか見かけますし。一応、箸も使える人が多いです。正しい使い方とは限りませんが」
「え、そうなんですか。俺、てっきり外国の人はお寿司を食べるときもフォークを使うんだと思っていました」
「俺もそう思ってたー」
「あはは、そう思いますよね」
外国の食文化話で盛り上がる刀たち。喋りながらも料理を進めるあたり、できる男の雰囲気が漂っている。一方、蒼志と陽太はチャーハン用のタマゴをかきまぜ終わって、卵に米を投入していた。
「……あ、呉井先輩、これどうぞ」
蒼志が海老とキムチを渡す。
「なんでそんなに辛いの好きなのん。てか、そのキムチどうしたのー」
「さっき、(キムチは)平野先生が来てくれたんです……。せっかくだから2種類作ってごらんって……」
「そういうことかー。わかったよん。お隣は王道のチャーハンだから、うちはキムチチャーハンにしようねぃ」
「はーい」
「手早くちゃっちゃと炒めるよぅ」
陽太が手首を上手く使いながら中華鍋をふるう。米が綺麗な弧を描く。その米を、蒼志が陽太の後ろからじーっと見ている。
「……これ、もう食べられないっすか?」
「蒼志君、すぐに食べたそうだけどまだダメだよぅ」
「……了解っす。隣からもいい匂いがする……」
蒼志は刀の中華鍋を見て腹をぐーと鳴らした。
刀は十分に熱した中華鍋にごま油をいれ、黄金色の卵きらめく米粒を鍋に放った。ジュッとよだれがでるようないい音がする。
「刀くん、美味しいのお願いねー!」
「任せろ千鳥!」
日頃から鍛えている刀だが、中華鍋を片手で持つのは男でも重い。腕に力を込め、米を底から淵へ滑らせるようにして鍋をふるった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月13日
参加申し込みの期限
2015年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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